書籍

紛れもなく純文学の系譜ー又吉直樹『劇場』

又吉直樹『劇場』を読んだ。売れない劇作家が主人公。人心を掴めずに仲間が離反したり、彼女の部屋に転がり込んだり、ダメな男のダメな内面をダメ文体で描く。一体どこまで自伝的なものなのかは分からないが、リアリティを感じさせる筆致。ストーリーに大衆…

小山リーナ「Chu→Boh vol.81」サイン会@書泉グランデ

マジパンの魅力の7割は、小山リーナと清水ひまわりでできている。僕の主観だけどね。ということで、小山リーナちゃん初の単独サイン会に行ってきた。「Chu→Boh vol.81」は66ページのカラー雑誌で、今回は小山リーナちゃんが表紙と巻頭グラビア。110分のDVD…

ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』

ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」。」30万部超というベストセラーということで、とりあえず読んでみた。サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/09/08メディ…

「最近の音楽シーンは…」と嘆いている人にこそオススメ―柴那典「ヒットの崩壊」

国民的なTV音楽番組っていまや「Mステ」くらいかなと思っているんだけど、先日、FNS歌謡祭なるものを見ていて「ああ、これも国民的な音楽番組だな」と改めて思った。最後に長渕剛がやりたい放題やっていて、こういうのをみんな見たいのかなという疑問はもっ…

『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもへ』(ロマン優光)

サブカルおじさんの問題。その一つが、いい年こいても大人にならないことです。反骨心旺盛で、ふざけるのが大好き。お祭りも大好き。自分が楽しいことが優先で、率先して遊び始めてしまう。 (ロマン優光『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべ…

「君を愛したひとりの僕へ」/「僕が愛したすべての君へ」(乙野四方字)

NegiccoのかえぽことKaedeさんが読んでいた乙野四方字の「君を愛したひとりの僕へ」と「僕が愛したすべての君へ」を読んだ。2冊で対を成すような作品。 「君を愛したひとりの僕へ」 並行世界モノ。順列・組み合わせ的に「可能性」の数だけ存在する並行世界だ…

現代日本文学の俯瞰―佐々木 敦『ニッポンの文学』

『ニッポンの思想』『ニッポンの文学』に続く佐々木敦の『ニッポンの…』シリーズ第三弾は「文学」。ニッポンの文学 (講談社現代新書)作者: 佐々木敦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/02/17メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る村上春樹から…

オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』

世の中を違った角度から眺めることは大切で、そのために有益な視座を身に付けるには、オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』とか、エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』とか、フリードリヒ・ハイエクの『隷従への道―全体主義と自由』とか、代表的なテキス…

三島由紀夫『命売ります』

三島由紀夫の作品は結構読んだつもりだったけれども、「隠れた怪作小説発見!」というベタな帯に惹かれて、ちくま文庫の『命売ります』を購入。掲載があの「プレイボーイ」ということで、若いハードボイルドな主人公が、事件に巻き込まれたり、女性と関係を…

『聖書を読む』(佐藤 優, 中村 うさぎ)

「創世記」を読む以前に、ガリレオやダーウィンの業績を知ってしまっている僕にとっては、旧約聖書のテキストに寄り添うことはさほど魅力的には思えない。それでも、「過剰にぺダンティックなほど引き出しから情報を提供していく」ような佐藤優と、「納得で…

文句なしの傑作―生駒里奈ファースト写真集『君の足跡』

待望の生駒里奈ファースト写真集。撮影は、スクールガール・コンプレックスシリーズの青山裕企。ロケーションは、学校の教室、体育館、屋上、田園、ローカル線。 服装は、セーラー服、ブレザー、体操服、旧型スクール水着、そして私服。 どれほどの時間をか…

滝口悠生『死んでいない者』

第154回芥川賞受賞作の滝口悠生『死んでいない者』を読了。死んだもののお通夜に集まる親類のを第三者視点から描写。死んだものは後付けで秩序立って語られるが、死んでいないものは無秩序で猥雑で混乱している。だが、それこそがの本質なんだろうと思わされ…

毒虫ではなく―本谷有紀子『異種婚姻譚』

第154回芥川賞を受賞した本谷有紀子の『異種婚姻譚』。 「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」という書き出しは、「ある朝グレゴールザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベッドのなかで自分の姿が一匹のとてつもなく…

つりビット写真集「フィッシング・ヘブン!」発売記念イベント@原宿ベルエポック

こんな神イベはなかなかない。だって、写真集1冊買うだけで、5曲のライブが見られて、3パターンの衣装のファッションショーが見られて、ワイドチェキでの2ショットまで撮れるというね。…と、結論から書いてしまったけど、つりビットの初写真集「フィッシン…

浜辺美波写真集『瞬間』(撮影・西田幸樹)

浜辺美波のファースト写真集『瞬間』を買った。浜辺美波 ファースト 写真集 『 瞬間 』作者: 西田幸樹出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2015/05/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る石川県出身。2011年の東宝「シンデレラ」…

芥川賞受賞―又吉直樹『火花』

必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう? 一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なことを排除するということは、危機を回避するということだ。臆病でも、勘違いでも、救いようの…

なぜアイドルの<物語>にムキになるのか〜『紋切型社会』(武田砂鉄)

筒井康隆に『言語姦覚』という本がある。 「あのですね」「やっぱり」「一言で言って」「私って意外と」など、普段なにげなく使ってしまいそうな言葉を、深層心理まで掘り下げて分析したもので、心理学に造詣の深い筒井氏ならではの著作。これを読んでしまう…

スーパーコンピューターは人間に恋をするか―東野圭吾『ラプラスの魔女』

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう…

なりたい自分じゃなかった―朝井リョウ『武道館』

発言、行動、そのすべてに全く矛盾がないように生きなければならない。いろいろ言われることはしょうがないのだからどんなことがあっても「スルー」しなければならない。 歌とダンスだけに全力を注がなければならない。新しいフィールドへの挑戦は、どうせ無…

横山由依ファースト写真集「ゆいはん」が素晴らしい

横山由依の1st写真集「ゆいはん」を購入。横山由依ファースト写真集『ゆいはん』作者: 池永康晟,長野博文出版社/メーカー: 学研マーケティング発売日: 2015/02/05メディア: 大型本この商品を含むブログ (2件) を見る撮影は長野博文。9月に全て横山の故郷・…

装苑12月号にアイドルネッサンス石野理子

装苑12月号買った。 特集は「音楽とファッションとエモーション」。h表紙の椎名林檎を筆頭に、アイドルを含む音楽アーティストがたくさん載っている。でも、僕の目にはアイドルネッサンスの石野理子ちゃんが一番輝いて見える。 このメイキングもかわいい。…

パトリック・モディアノがノーベル文学賞を受賞

今年のノーベル文学賞をパトリック・モディアノが受賞した。モディアノの代表作というと、記憶喪失の主人公が過去を探る「暗いブティック通り」になるかと思う。「雪景色の中、幸せな日々をすごしていた恋人たちは、なぜ、突然の悲劇に引き裂かれたのか?」…

「日経エンタテインメント!アイドルSpecial」にドロシー登場

素晴らしい。これは絶賛するしかない。本日発売の「日経エンタテインメント!アイドルSpecial」は、スパガ、PASSPO☆、フェアリーズ、スマイレージ、風男塾、ドロシーリトルハッピーの6グループを総力特集。オールカラー全135ページで、各グループのメンバー…

『海街diary』 の四女役に広瀬すず

吉田秋生の「海街diary」を是枝裕和監督が映画化するが、そのキャストが発表された。長女・香田幸に綾瀬はるか。 次女・香田佳乃に長澤まさみ。 三女・香田千佳に夏帆。 四女・浅野すずに広瀬すず。普通はこの手の実写化のキャスティングにはどこかしら文句…

日本エヴィゾリ化計画始まる

どうも、市川エヴィ蔵です。どこの碇ゲンドウが計画しているのか知らないが、6/9の午後、突如としてtwitterのTLを賑わせ始めたBiSの「nerve」をいろいろなアーティストが踊るプロジェクト。気になったものをいくつか紹介。BiS 『NERVE』特設サイト|日本エヴ…

FREECELLで生駒里奈とハナエがコラボ

FREECELL特別号29で生駒里奈とハナエがコラボ。【期間限定公開中!】乃木坂46 生駒里奈×ハナエ - 雑誌 「FREECELL 特別号 ... 表紙、目次の他にカラーで26ページと充実の特集。ハナエがコーデする「はじめての生駒ちゃん」で二つの顔を楽しむことができる。…

ランウェイを出でよ、街に出よう ー『ファッションは魔法』

「音楽は魔法ではない 音楽は魔法ではない 音楽は魔法ではない 音楽は魔法ではない でも音楽は…」(大森靖子) 『ファッションは魔法』は、「writtenafterwards」の山縣良和と「mikio sakabe」の坂部三樹郎の共著。「ファッション」は特権階級のものではない…

日経エンタテインメント!7月号「女子アイドル夏の陣」

6月4日発売の日経エンタテインメント!7月号の「女子アイドル夏の陣」はカラー18p。 ドロシーのページの隣で、ドロシーの所属するステップワンの佐藤社長の「地方はまだまだ保守的で、東京と違ってサブカル系は受けない」という言葉が紹介されていて、さすが…

AERAでアイドル特集記事

AERA最新号でアイドル特集記事。「世界はアイドルという方法を発見した」は、でんぱ、タワレコ、TIF等の取材5p。「進化するロコドル」はドロシー、Negicco、LinQ、リンダ3世、Especia、ひめキュンを取り上げ。他にアイドル43組の紹介も。「現代の肖像」は指…

ドロシーの富永美杜サイン入りパネルが今日から販売

ドロシーリトルハッピーの富永美杜のサイン入りパネルが発売になる「B.L.T. U-17 vol.30」にソロでグラビアとインタビューが掲載されたが、その未公開カットを使ったパネルに、本人がサインとシリアルナンバーを書き込むもの。限定100枚。みもにしては珍しい…