Task have Funの白岡今日花の”初”写真集、「Ui」を入手した。
撮影は青山裕企さん。
「スクールガールシリーズ」で有名なフォトグラファーで、生駒里奈を撮った写真集「君の足跡」は僕のフェイバリット。
作品展に足を運ぶだけでなく、今年5月には「アイドルの撮り方」というテーマのワークショップ的なイベントにも参加していて、親しみも感じている方。
今回、白岡今日花を撮った「Ui」は全64ページから成る。
テイストは最初から最後まで一貫していて、ローカル線の駅、鉄道、木造校舎、音楽室などノスタルジックなモチーフをふんだんに取りいれている。
私服、制服風ブラウス、制服風ポロシャツなどの衣装も、どことなく懐かしさを感じさせるものになっている。
モデルの白岡今日花も、いかにもアイドルらしい健康的な「ニコパチ」な表情のショットは控えめ。
どことなく憂いを帯びていたり、プライベート感を感じさせる力の抜けた表情であったり、ドキッとするような「近さ」を感じさせるものであったり・・・
まるで「同じ学校にいた記憶の中の美少女」のような雰囲気を漂わせている。
Task have Funのライブでの白岡今日花の魅力は、とにかくしゃべり倒す圧倒的なMCにあったりするんだけれども、この作品の中での彼女はどちらかと言えば、寡黙そうな美少女。
ルックス上の魅力である、黒くてツヤツヤの髪、透き通るように白い肌、そして薄く茶色がかった瞳を、青山裕企は綺麗に捉えていて、「さすが」と唸らされた。
僕の一番好きなショットは、見開きで体育館で横たわっている顔のアップ。
自然光を受けた白岡の瞳が、まるで琥珀のように褐色を帯びて透き通っていて、強く印象に残る。
発行は彼の立ち上げた出版レーベル「ユカイハンズパブリッシング」からHMVでの限定販売で、1000部限定。
「今の白岡今日花の魅力」を、永遠の時間の中に封じ込めたような逸品。早めに手に入れておきたい。