2022年良かったライブTOP10

2022年に行ったライブを振り返りつつ、「マイTOP10」を記録として残しておきたい。

10位 少女歌劇団ミモザーヌ夏公演「Traveling Summer」@東大阪市文化創造館

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ライブじゃなくて公演じゃないかというツッコミが入りそうだが、そこ無理やり分けるのも野暮というもの。
少女達の努力によって、この歌とダンスと演劇の総合芸術の舞台が作られていることを知っていても知らなくても、一目見ればエンタテインメントとして高い志があって尊いことが分かる。
いまこの歌劇団を観られることはある意味で「奇跡」のようなものだと思う。

9位 櫻坂46「2nd TOUR 2022 "As you know?"」@東京ドーム

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キャプテンをずっと務めてきた菅井友香の卒コンという大きな節目となった公演。
欅坂46時代から紆余曲折を経て、心機一転・櫻坂46となって2年。
相変わらず、コアなファンの思い入れ、メンバーの背負っているもの、一般的なアイドルファンの期待などの中で、模索しているグループ。今回は「ペンライト禁止パート」という実験的な演出の試みに可能性も感じたが、ここからが正念場。

8位 日向坂46「Happy Smile Tour 2022」@国立代々木競技場第一体育館

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2022年のツアーファイナルとして選ばれた代々木第一体育館は、会場が小さい分だけメンバーを近くに感じることができた。
全体的には日向坂の持つハッピースマイルで健全なオーラに包まれた公演だが、時折のぞく幻想的で耽美的な演出の方に引き込まれた。
またここで四期生がライブステージにお披露目となったが、その純白なワンピースの可憐さが脳裏に焼き付いて離れない。
特に正源司陽子の透明感はテレビやネットで見る以上に圧倒されるものがあって、この先の成長を見届けていきたくなった。

7位 乃木坂46「新!乃木坂スター誕生LIVE」@ぴあアリーナMM

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なんと言っても乃木坂は五期生である。異論は認めない。
『Actually...』でのいきなりの中西アルノセンター抜擢は驚きだったが、個人的には五期生はユニットとしてのレベルが高くて、粒揃いで、バランスも良く、チームワークも感じられる。つまり青春そのもの。
一人一人を語り出すとそれぞれの個性と魅力をオタク特有の早口で巻くたてそうなので自重しておく。全員好き。

6位 GRAPEVINE「SPRING TOUR」@中野サンプラザ

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GRAPEVINEもベテランバンドの域に入ってきたが、昔から「いぶし銀のよう」と言われてきただけに、渋さは変わっていない。
ニューアルバムの曲も、昔の曲も、どんな順番でセトリに入ってきても、違和感なく、同じ「GRAPEVINEの世界」として聴ける凄さ。
感受性が鋭すぎるくらい鋭い田中和将のことだから、昨今の国際情勢などについて思うことは多々あるはずだが、その辺もMCではなくセトリの繋げ方でメッセージにしてしまう奥の深いバンドだと改めて実感した。

5位 YUKI「concert tour "SOUNDS OF TWENTY"」@日本武道館

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ジュディマリからソロになったYUKIもソロ活動20年。
女性からは憧れられ、男性からは好かれる「おしゃれでかわいいYUKI」も今やアラフィフとなったが、ますますパワフルでクリエイティブで奔放。
ソロ20年の楽曲群は、「名曲のオンパレード」という言葉がふさわしく、いわゆるロックバンドサウンドだけではなくて、管弦楽団をも従えてスケールの大きな世界を見せてくれた。2023年には新作アルバムも出るとのことのでそっちも楽しみ。

4位 原田知世「40th Anniversary Special Concert "fruitful days"」@東京国際フォーラム

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女優・原田知世が歌手活動を始めて40年という大きな節目。あの頃は彼女が40年後に歌手を続けていることを想像したファンはそんなに多くなかったのではないか。
素敵な音楽家達との出逢いがあったからこそ、と言ってもいいだろう。
そんな彼女に楽曲を提供し、時に共演して交流を深めてきた大貫妙子土岐麻子高野寛鈴木慶一らをゲストとして迎えた公演は、この40年がまさに実り多き日々(fruitful days)であったことを証明するような充実したものだった。

番外編 あかぎ団ほか「海 de LIVE」@阿字ヶ浦

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TOP3に行く前に「今週のスポットライト!」枠で番外編を一つ。
海辺で見るアイドルの眩しさは格別。
中でも「海なし県」群馬県のご当地アイドル・あかぎ団にとっては海辺でのライブは初だったそう。
アイドルMV定番の波をバックにした歌とダンスを生で見ることができて素晴らしかった。
ライブ終了後の海辺での撮影会も貴重な機会だった。

3位 adieu「Tour 2022 -coucou-」@LINE CUBE SHIBUYA

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上白石萌歌名義ではなく、adieuの名義で音楽活動を続けてきたが、今年3枚目のミニアルバムとほぼ時を同じくして「Tour 2022 -coucou-」が始まった。
音楽的にはYaffleがしっかりと柱となって少女から大人になっていく彼女の雰囲気にあった世界観を示してくれつつ、多様なミュージシャンが楽曲提供していて、新作ではアーバンで叙情的な雰囲気がぐっと高まっていた。
ライブを終えてからの脳内再生が半端なく、独特の世界は他にはないもので、個人的にはもっとadieuとして活動してほしいと思わされた。

2位 Vaundy one man live 「深呼吸」@日本武道館

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倍率10倍とも言われるVaundyのワンマンチケットが手に入った時には舞い上がる思いだった。
あまりの人気にステージ後方も含めて360度上から下までフルに武道館に観客を入れ、特に背景も大型ディスプレイもなく、ひたすらストロングスタイルで楽曲を歌い続けるという熱いライブ。
観客も10代、20代が圧倒的に多く、パフォマーもリスナーが一緒に作り上げていく空間として、この先の伸び代は無限大という感じ。

1位 ブルーノ・マーズ「来日公演」@東京ドーム

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ブルーノ・マーズが緊急来日!」という告知があったのは公演のわずか1ヶ月前。
ダメ元で申し込んだチケットが当たり、アリーナS席でパフォーマンスを堪能することができた。
音楽的な才能やダンスのセンスは言うに及ばず、集まった日本のファンを楽しませようとするホスピタリティが突出。
世界トップクラスなのに変に気取ることもなく、「これが21世紀のスーパースターか」と感動。
また来日してほしいし、そしたら行ける限りの遠征をしてひたすら楽しんでいたい。そんな余韻。
もう古今東西のアーティスト・ミュージシャンのライブの中で、圧倒的に「レベル」が違っていた。


こんな感じ。

2023年はK-POPに行く機会を増やしたいな。Newjeansとか。