日向坂46「Happy Smile Tour 2022」@国立代々木競技場第一体育館

先週の櫻坂46のツアーファイナルに続き、今週は日向坂46のツアーファイナルを観に行ってきた。

夏のW-KEYAKI FESのときに比べて、4期生が加わり、新曲も増えて、順風満帆の強いグループという感じが一層強まった。

最初のMCの時ステージのフロアに虫がいたのをキャプテンの佐々木久美が何食わぬ顔で指でつまんで舞台袖に出してショウを続けた場面があった。

多少のトラブルがあっても、ファンの方を向いて自分達に期待されているもの見せ続けるというその姿勢は、日向坂46の強さの象徴のように思えた。

加藤史帆佐々木美玲、金村美玖、小坂菜緒、そして齊藤京子

楽曲によってセンターが変わっても、グループとしてのカラーやバランスが危うくなることは全然ない。

ツアーの名前にあるように「ハッピースマイル」な雰囲気がずっと続くステージ。

そんな中、時にクールに、時に切なくなるような演出が見られて、個人的にはそういう時に「欅坂」のDNAを感じてたまらなくなる。

幅広い表現力を持つこのグループの魅力を感じることのできる公演だった。

また、今回ツアーの東京会場でお披露目となった4期生12名は「ブルーベリー&ラズベリー」を披露。

純白の衣装で一生懸命に踊る姿を見ているだけで、魂が浄化されるようだった。

4期生12名の中で、僕が目を奪われたのは、何と言っても正源司陽子。

TVや動画でも独特の凜とした雰囲気に魅せられたが、現場で見るとひときわ透明感がある。

他のメンバーを見るのを忘れるくらいの存在感。

次世代の柱になっていくことは間違いないだろうと思わされた。

もう一人は、最年少13歳の渡辺莉奈。

末っ子感というか「みんなの妹」感がすごくて、これからどんどん愛されていく予感。

この4期生のお披露目に立ち会えたのが今回のツアーファイナルの最大の収穫だった。

現在、グループとして死角のない日向坂46だが、この4期生がこの先育って色々なものを継承していく姿が想像できて、さらに明るい未来が待っているだろうと思わずにはいられない。

個人的には正源司陽子のこの先の成長をそっと見守って行けたらいいな。