夏冬公演の谷間に、少人数でのライブ・イベントを開催していて、この「Premium Live~Jazz&昭和歌謡~」もその一つとなる新しい試み。
図抜けた歌唱力を持つ一期生のすずきみあいムェンドワ、そして二期生しろみゆ、ともだりのあ、しものあやめの合計4名の選抜メンバーによるライブ。
美しいハモリが聴けたり、フォーメーションダンスを見られたりするグループでのパフォーマンスもいいけれども、ソロがまたよかった。
すずきみあいムェンドワは、「少女歌劇団」という枠組みが窮屈に感じされるほどジャズシンガーとして孤高の境地に到達しつつある。
今後、曳舟駅近くのカフェでピアノ伴奏による初のソロ歌唱イベントもあるそう。
副団長しものあやめは、冬公演で垣間見せた「ソウルフル」な魅力を開花させている。立ち姿も堂々としていて迫力がある。
それでいながら「大人っぽくなりすぎない」というバランスを自覚的に取っているようで、そこが魅力。
しろみゆは、すずきみあいとのデュオでの「イヨマンテの夜」や美空ひばりカバーの「真っ赤な太陽」でパワフルな歌唱力をいかんなく発揮。
一期生と並んでも決して引けを取らない安定感。
ともだりのあは、ステージに立つだけで華があって、ダンスの身のこなしにもバレエの雰囲気を感じさせる優雅さがある。
ボーカルにはアイドルっぽい愛嬌のある甘さが含まれていて、聴いていると癒されるものがある。
とても大人っぽい雰囲気のJazz、古き良き時代を感じさせる昭和歌謡、そしてミモザーヌのオリジナル曲という構成でアンコール含めて全14曲。
マチネとソワレで楽曲を少し変えたりと2回鑑賞してもそれぞれ違う味わいがあった。
物販ではチェキ(一部サイン入り)があったり、2-5ショット撮影があったり。
定期公演とは違ったライブを楽しめた。