2020年上期にVaundyのMVのことをtweetした時は、彼のライブをまだ見たことがなかった。
Vaundyは音楽自体もオシャレだけど、MVが素晴らしいよね。これとかすごく好き。
— Sharp (@sharpc) 2020年6月6日
こんなの撮りたいって歯軋りしながら見ちゃう。
life hack / Vaundy :MUSIC VIDEO https://t.co/yEh2W2Pzy3 @YouTubeより
その後、武道館ワンマンを観た時に実にエモーショナルなステージをするのに魅せられた。
そして、2022年のNHK紅白歌合戦の初出場。
トレードマークとも言えるパーカーにジーンズにスニーカーで『怪獣の花唄』をバンド演奏でライブ感たっぷりに熱唱。
しかも歌詞に合わせて客席を指差したりと初登場とは思えない堂々としたインタラクティブなパフォーマンス。
NHKの公式ダイジェストからはカットされているけれども、Dメロの「落ちてく過去は鮮明で」では、自らは歌わずに両手でクラップし、続く「見せたい未来は繊細で」のところは、耳に手を当てて客席の反応を確認するかのような表情。シンガロンかクラップか分からない流れが絶妙。
そして、膝をかがめて腕を上げながら
そんなもんかい、紅白?!
いけるよな?
いくぞニッポン!!
「もっと騒げ」と言わんばかりに。
この煽りに痺れて、録画を何回もリピート再生してしまう。
フルコーラスならではの圧巻のパフォーマンス。
これぞ音楽の魅力。
そして、白組としての『怪獣の花唄』を「ありがとうー!」のアドリブも交えて終わらせると、ドラムのシンバル連打に合わせてまた煽る。
さあ、まだまだいけるかい?
ああ、いけるよな?
いこうぜ?「おもかげ」!
このシームレスな感じ。
白組と紅組の組み分けを飛び越えるようなボーダーレスな感じ。
ソニーミュージックの歌姫3人・milet×Aimer×幾田りらへの提供曲『おもかげ』を自らも加わり4人でパフォーマンス。
アドリブのようなハモリやフェイクまで自在に入れるライブ感。
音楽の楽しさをここまで体現できる若き才能Vaundy。
初出場でしかも2曲をフルコーラスで連続で歌うというのは前代未聞じゃないだろうか。
まさにNHKとして破格の待遇とも言えるが、その厚遇に十分に応える、いやそれ以上に期待を超えてくるパフォーマンスだった。