GRAPEVINE『SPRING TOUR』@中野サンプラザホール

GRAPEVINEの『SPRING TOUR』の初日を観に、中野サンプラザへ。

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最新アルバム『新しい果実』からの楽曲が中心だが、旧作も程よく自然に入ってくるセトリ。

昔の曲と今の曲を交互に演奏しても全く世界感のぶれない強さ。

今も昔も分かりやすくポップというわけではないが、かっこよくて幽玄で渋くてそして心地よい音楽の波に飲まれる感覚。

露骨に言葉にはしないのがGRAPEVINEだが、『KINGDOM COME』『世界が変わるにつれて』『アナザーワールド』のあたりの流れは、ロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議のようなものをひしひしと感じた。

アンコールは4曲もやってくれて『BREAKTHROUGH』『手のひらの上』『スロウ』『ふれていたい』。

もっともっとこの音を浴びていたいと思っていたが、「終わりっ」という田中氏のMCで終演。

メジャーデビュー25周年だが、円熟という言葉で括るよりもまだまだ活きのいいみずみずしさを感じるライブだった。

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