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働き方改革早よ!!~sora tob sakana@タワミニ ダイバーシティ東京プラザ

「サザエさん」の視聴率が低下しているそうで、そりゃそうだろうと思う。 3世代が一つ屋根の下に同居したり、午後5時に仕事を終えて飲みに行ってから帰宅したり。 そんなリアリティのない物語を見せられても共感なんて持てない。いまや政府が力を入れ始め…

大塚家具に見る日本のコーポレートガバナンス

企業価値の下落など過酷な運命に直面するのは、社員や株主である。 親子の争いは、まず家庭で解決してほしい。 (2015年2月28日・日経新聞「春秋」) 日経、大丈夫か?っていうか、大塚家具の株価の高騰を見逃していないか?(2/27はストップ高) さて、大塚…

いまさら「ソニーショック」はないだろう

「ソニーが赤字拡大で、無配になる」と日経が一面トップで報じた。業績不振、決算の下方修正は、いまやソニーのお家芸だと思っているので、「ああ、まただよね」という感じでそれ自体を叩く気になれない。だが、これにニュースバリューがあると考えて、一面…

イエレンはどこで間違ったのか

語り得ぬものについては、沈黙しなければならない。 (ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」) ジャネット・イエレンFRB議長の就任後初めてのFOMCが開かれた。会合終了後の記者記者会見では、彼女の持ち前の賢明さをもって、市場に明確なメッセージを伝える…

1億円は貯められるか―『投資で一番大切な20の教え』

「1億円は貯められる 月5万円の積立で」と謳っていたプライベートバンクが業務停止命令を受けた。さて、では僕らは1億円まで資産を増やせるのか。そんな上手い話はあるのだろうか。今年のノーベル経済学賞を受賞したファーマやシラーは、この「上手い話はあ…

一つの結果論だが―「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」

「それでも地球は回っている」とコペルニクスが呟いたという証拠はないが、周囲が全て天動説を唱えているときに、一人で地動説を唱えていても社会的に成功することは難しい。だが、周囲が全て「証券化によって債権を分散すればリスクは小さくなる」と唱えて…

インデックス再生法申請

いずれは淘汰される企業であると思っていた。商社出身者の夫婦によるベンチャー企業であったが、創業者が持つ株式をマネタイズするところで、いろいろときな臭い取引があったのではないかと推察している。一時は、小川善美を新進の女性経営者としてもてはや…

ブラック企業大賞2013

昨年のブラック企業大賞は、ネット登場では圧倒的にワタミであったのだが、蓋を開けてみれば東京電力だった。2013年は以下8社がノミネートされた。 1.ワタミフードサービス株式会社 2.株式会社クロスカンパニー 3.株式会社ベネッセコーポレーション …

川崎重工の経営統合報道とは何だったのか

川崎重工で役員の解任劇。原因は、三井造船との経営統合をめぐる社内の意見の対立。経営統合の交渉はデリケートだし、多くの場合、社内でも賛否が分かれるもの。経済合理性だけではない政治の世界。今回、秘密裡に交渉しているものを、日経がスクープした。…

またムーディーズか

ムーディーズは、邦銀の劣後債務に対する格付について、格下げ方向で見直すことを発表した。 ムーディーズは、日本の破綻処理制度が、世界的なシステミックストレスが低く、債権者に損失が発生することが稀であった時代に策定され、かつ、それが前回の日本で…

トーキョーは夜の7、いや、9時

猪瀬都知事が提案した「日本の標準時を2時間進める」という案。「世界で一番早く開く」みたいな競争はばかばかしいと思うが、他の都市とのバランスという観点からは、案外意味があるかもしれない。3大都市の東京・ロンドン・ニューヨークの時差は以下の通…

安倍と黒田と林修-脱デフレの立役者たち

「いつ買うか? 今じゃないでしょ!」 「というか、むしろ買わない方がいいでしょ!」これがデフレの論理だ。時間が経てば、値段が下がる。 だから買わない。 そして、ますます値段が下がる。 その間、自らの所得も下がる。これがデフレスパイラルだ。昨年、…

またしても日経の印象操作か

モスクワで開催されているG20は共同声明を出して閉幕した。が、日経新聞の報道がひどい。 「緩和策は脱デフレが目的」 財務相、G20で主張 円安誘導批判に反論 まるで円安誘導批判があったかのような印象操作。財務大臣は「主張」をしたのであって、「批判に…

日本よ、これが投資銀行だ・・・??

映画『アベンジャーズ』のコピー「日本よ、これが映画だ」は酷い。「アメリカの上から目線が鼻につく」という批判もあるが、こんな文章を考えつくのはアメリカ人ではなく、日本の訳知り顔の「業界通」だろう。嫌な気分になる目線だ。同じように訳知り顔の「…

不正や悪のないシステムは存在しない

不正や悪はどこにでも存在しうる。大切なことは、不正や悪のあったときに、それがきちんと検出され、罰せられ、再発防止策が講じられる仕組みを用意することだ。反対に、最悪なのは、「あってはならない」という掛け声の下に、その存在が隠蔽されることであ…

オリンパスの上場維持

長い期間に渡り組織的に粉飾を行なってきたオリンパス。真相は、ほぼ報道当初から推察した通りだった(参考:オリンパスで何が起きているのか - Sharpのアンシャープ日記)。一つだけ予想が外れたとすれば、まさかの上場維持。もちろん他の銘柄とは区別され…

オリンパスで何が起きているのか

一言で言えば、粉飾による株価維持、被買収防止を狙ったのだろう。 イギリス人社長の解任をきっかけに株価が急落した精密機器メーカーのオリンパスは、解任された前社長が、不明朗と指摘している過去の買収案件などを調査する第3者委員会を設立すると発表し…

年齢引き上げ前倒し案を提示

年金制度の破綻の回避のためには、世代間の公平という概念は二の次ということになるようだ。高齢者を大切にするというのは日本の美徳の一つであるが、それにしても限度というものがあるように思われる。政治が高齢者の利害を反映している以上、このような案…

デクシアの解体に思う

「ストレステストとは何だったのか」という問題は残るが、欧州政府は金融システムの維持に高いコストを払うと覚悟しているようだ。2008年のアメリカ合衆国は、金融不安のさなかにリーマンを「潰す」という誤った選択を行なったが、そのときの教訓は大西洋を…

枝野官房長官が「債権放棄」発言を修正

枝野官房長官の発言はとてもおかしなものだったが、ようやく撤回された。東京電力も銀行も、民間上場企業だ。いくら民主党が統制を志向していたとしても、現在の日本で民間の債権債務に口を挟むのはやりすぎだ。彼も「権力の傲慢」に溺れたのだろうか。こう…

危機であっても立ち位置を誤ってはならない

危機のときにこそ本質が現れる。危機を乗り越えるために無用な論争は避けるべきだが、民主党政権が立ち位置を誤るようなことあってはならない。どうしても気になった点を備忘録的に残しておく。 「撤退したときは東電は100%潰れます」 菅直人首相 今回の…

デフレ脱出?

モノがない。被災地にも、都内にも。食料品、燃料、日用品。毎晩投売りをしていたパン屋が、夜6時には棚がスカスカになるほど。背景にあるのは、個人消費者の「ハーディング(群れ)」だ。定価の30%引きでも売れなかった日々からわずか一週間で様変わり。デ…

私たちはどこに向かうのか〜『戦後世界経済史』

猪木武徳『戦後世界経済史―自由と平等の視点から』を読んだ。戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)作者: 猪木武徳出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/05メディア: 新書購入: 14人 クリック: 158回この商品を含むブログ (76件) を見る 文…

セカイノミカタ〜『新世界 国々の興亡』

朝日新聞はダメだ。だが、船橋洋一はいい。そう思っていた時代があった。しかし、いまや彼も朝日新聞の主筆として君臨している。そんな船橋洋一の最新刊『新世界 国々の興亡』を読んだ。新刊、とは言っても、朝日新聞の記事の再録プラス感想なのだが。新世界…

苛烈な日銀批判〜『日本経済のウソ』

いまはみんなの党のブレインとなっている高橋洋一の最新刊『日本経済のウソ』を読んだ。日本経済のウソ (ちくま新書)作者: 高橋洋一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/08/06メディア: 新書購入: 2人 クリック: 97回この商品を含むブログ (25件) を見る…

正直期待外れ〜『影の銀行』

中公新書の経済本には良いものが多い。昨日エントリーした『通貨で読み解く世界経済』は最近の愁眉。その勢いで『影の銀行―もう一つの戦後日本金融史』を買った。影の銀行―もう一つの戦後日本金融史 (中公新書)作者: 河村健吉出版社/メーカー: 中央公論新社…

格好の教科書〜『通貨で読み解く世界経済』

新書には「これしか内容がないのに本になっているのか」というものもある。一方で「この内容でこんなに安くてよいのか」と思えるものもある。この本は典型的な後者。1000円以下でこれだけのしっかりした内容が詰め込まれているのは良心的を通り越して奇跡的…

さあ楽しい経済の時間だ〜『デフレの正体』

『デフレの正体〜経済は「人口の波」で動く』を読んだ。デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)作者: 藻谷 浩介出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/06/10メディア: 新書購入: 27人 クリック: 368回この商…

日本振興銀行の木村剛前会長が逮捕

外見にしても、話していることにしても、どことなく胡散臭い雰囲気が漂っていたが、監督官庁に対して隠蔽行為をしていたというのは致命的。そして、検査忌避の背景には、違法行為があったのだろう。メガバンクや金融行政を批判し、自分なら中小企業金融がで…

ゆうパック遅配に見る日本郵便の親方日の丸体質

郵便事業会社(JP日本郵便)の宅配便「ゆうパック」で、大規模な配達の遅れが起きている問題で、鍋倉真一・日本郵便社長が4日に記者会見し、配達が遅れた荷物は1日から4日までに約26万個にのぼることを明らかにした。公表が遅れたことについて、会見…

朝鮮特需と地政学リスク

北朝鮮と韓国の間で緊張が高まっている。そのうち局地戦が始まってもおかしくない。 前回の朝鮮戦争では日本は特需を受け、戦後の復興のきっかけとなった。今回、そのシナリオよりも「地政学リスク」が言われるのはなぜなんだろう。局地戦の留まらず、戦線の…

「復活詐欺」に注意

10年前から百貨店の復活を唱え続ける松岡真宏。そんな松岡が日経ビジネスの特集でまたしても登場。 …涼しい顔で「百貨店、復活できますよ」とおっしゃる方がいらっしゃる。それが本連載に登場する松岡真宏さんです。 松岡さんは1990年代から2000年代前半にか…

日本ギリシャ化計画

日本郵政が純粋な民間企業であれば「どうぞお好きに」だが、預入限度額を引き上げることを決めた時点で政府の肩入れは明白になった。収益化の算段もたたないうちから正社員を増やすことを決定すること自体、モラルハザードの典型だ。このまま非効率な組織を…

クロマグロ禁輸否決

マグロ価格の波乱要因となっていたワシントン条約会議だが、クロマグロ禁輸案はEU案、モナコ案とも否決された。この手の話は、科学的に根拠が乏しかったり、経済的合理性がなかったりしても、往々にして政治の力学で決まってしまいがちだ。そういう舞台で日…

どこまで行っても非上場企業体質のサントリー〜キリンとの経営統合破談

キリンとサントリーの経営統合が破談となった。直接の理由は統合比率ということだが、サントリーの佐治社長への取材を見る限り、サントリーという会社の体質が原因であるということが分かる。結局、サントリーはどこまでいってもオーナー企業であり、グロー…

オリンピックもBRICsの時代が到来か−リオが開催地に決定

北京が選ばれた時点で気付くべきだった。BRICsのような国では「インフラ」「治安」等の不安要素も大きいが、だからこそ「オリンピック開催」が梃子となって経済の発展や民度の向上を加速させる可能性があることに。 開催国にとってもオリンピックの開催が歴…

民主党連立政権の経済閣僚は何を狙っているのか

民主党連立政権の経済閣僚とは、一体、何を企む者たちなんだろう。いきなり財務大臣は円高を誘発。1ドル90円割れに突入。一方、金融・郵政大臣は株安を誘発。一時1万円割れ―このままではグローバルな世界の中で金融鎖国を行うという方向に進むのではないかと…

亀井はまず中国に学ぶべきではないか

小泉憎し、竹中憎し、グローバリズム憎し。それを掲げて郵政関係者を支持基盤としている亀井静香が郵政担当相というのは、まるで旧世紀の自民党さながらの絵に描いたような利権政治そのもので、これはもう失笑するしかない。それはそうとしても、金融機関を…

キリン・サントリーの統合を公取が注視?

公正取引委員会の事務総長が「慎重かつ詳細な審査が必要になる」と発言。まあ日本国内のシェアを考えるとそういうことになるだろう。 だが、国際競争が激化する中で、国内での寡占化を防止するために大型合併にストップをかけるのは誤りだ。消費者の保護も重…

GONZOが上場廃止

本日、GONZO(GONZO Web Official Site)の上場廃止が決まった。債務超過の解消に目途が立たなかったのが決定打となった。IR資料を見ると監査人の意見ももらえていないようで、これは単に非上場企業になるというだけでとどまるものではなく、なかなか危険な…

プリウスで復活するトヨタ

新型プリウスの受注が14万台。残業も再開されるようだ。これで本来のトヨタに戻ってきたといえる。アメリカの自動車産業に激震が走る中、国内でのプリウスの生産で弾みをつけて、グローバルに量産できる体制を構築するということだろう。これがもう一年早け…

新生・あおぞらの統合

新生銀行もあおぞら銀行も単独での生き残りが困難なことが明らかであり、目下の金融危機で何らかの対応は欠かせない状況だ。記事にあるような「来年夏メド」なんて悠長なタイムスパンではなく、ビジネス環境によっては来年3月末が一つの山場になると思う。し…

アナログTV買取はありえない

公明党総務部会が昨日発表したアナログTV買取案が、さっそく撤回された。公平性、不正防止、買い控え、財政支出の意義等の点で疑問だらけだったので、ある意味当たり前だ。最近は政権交代を見据えて、民主党の政権担当能力や危機管理能力が問われる局面が増…

エンジニアは環境の夢を見る

クルマの世界ではようやく20世紀が終わりつつある。大量生産・大量消費(+多額のローン)のビジネスモデルを基盤としてきたアメリカの自動車産業は、いまやあの国で最大のお荷物となった。フォーディズムという単語はいまや古語の領域だし、「ビッグ・スリ…

石川遼に公的資金

全日空のTVCMに石川遼が出演している。全日空は石川遼とスポンサー契約を結んだとのこと。一方、全日空は業績不振のため公的資金の導入を検討しているとも言われている。 経営の危機に瀕して税金の投入を受けようかという企業が、スポーツ選手のスポンサーと…

「奇策」というよりも「奇事」

日経新聞が、三菱UFJの黒字が「奇策」によるものだと報じた。 三菱UFJ、奇策で黒字 保有株の簿価変更で損失抑制三菱UFJフィナンシャル・グループが2009年3月期の業績予想を最終黒字としたのは、保有株式の簿価を変更するという“奇策”が大きく寄与した…

今日も日経はシティの味方

日経は、積極的な事業拡大をしていた頃のシティをもてはやした筆頭だったが、撤収戦の味方もするらしい。というのも、こんなリーク記事を書いているからだ。 日興コーデ入札、月内にも 米シティ、3メガ銀が買収名乗りへ 経営再建中の米シティグループが傘下…

トヨタにこそ公的資金を!

リセッションが急激に進んでいる。トヨタが創業者の末裔(「オーナー一族」ではない)を社長にするのが「あえて登板し、社内の危機感を高める」と報じられたが、原因と結果の取り違えとしか思えない。たとえ豊田一族が社長につかなくても、社内の危機感は頂…

ソニーがついに営業赤字転落

景気後退の影響甚大だが、営業段階で2600億円の赤字というのは凄まじい。PCもTVもゲーム機も音楽プレーヤーも商品として決め手に欠くが、ここまでの赤字を出すとなると「選択と集中」は避けられまい。グループ全体で2500億円のコスト削減を目指すということ…

公取がつぶした合併

メディセオ・パルテックとアルフレッサが合併を取りやめた。理由は、公取での審査が長引いていて、早期に統合効果を発揮できないからというもの。グローバルでの競争が激化するだけでなく、他業種からの参入障壁も低くなっているなか、国内のシェアが高いの…