いまはみんなの党のブレインとなっている高橋洋一の最新刊『日本経済のウソ』を読んだ。
- 作者: 高橋洋一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: 新書
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新しいだけあって、菅政権への言及もあるが、基本的には従来の高橋洋一と変わらず以下のような主張をしている。
・デフレの主犯は日限である。
・「中央銀行の独立性」は、手段についてのみ。目的を定める自由など本来はない。
・日経新聞を筆頭にマスコミは日銀に遠慮している。
・民主党は経済を分かっていないので、日銀に舐められている。
・かといって自民党が分かっているわけではない。
白川総裁、菅首相、亀井静香などを実名で苛烈に批判している箇所も少なくなく、なんというか、高橋洋一のエネルギーの凄さを見せ付けられる思いだ。日銀を批判している本はそれなりにあるが、日銀をここまで罵倒している本はあまりない。ある意味で清清しい一冊。