経済

還付申告

2月1日から、東京駅に還付申告の広域還付申告センターが設置される。確定申告書用紙等を配布するほか、還付申告書の受付も行っている。東京駅会場は、以前は、八重洲北口の2階というかなり分かりづらい辺鄙な場所にあったのだが、今年は、丸の内側の地下一階…

NHK会長進退問題

NHKの海老沢会長が退任を決めたと報じられた。進退に絡んで、NHKの受信料不払いが急増しているらしい。しかし、そもそも視聴者は、受信料不払いという手段によって、経営に異議を唱えるのがあるべき姿なのか? いや、おそらくそうではないだろう。もちろん、…

ソニーショック?

ソニーは、昨日、2005年3月期の業績見通しを修正した。営業利益で、従来予想比で500億円の下方修正。DVDレコーダーや液晶テレビの販売は伸びているが、松下など他社製品に対して価格面でプレミアムが確保できているわけではない。デジカメもパソコンも商品の…

転職と天職

友人のYが、大学卒業以来勤務してきた会社を退職して、私がいま勤務している会社に中途入社してきた。出社時間は確実に1時間は早くなり、退社時間は平均的に遅くなり、おそらく年収は増えず、伝統的な意味での福利厚生は大幅にダウン。それでも、彼は仕事の…

100円ショップから1000円ショップへ

100円ショップが登場したころは「こんなものまで100円なのか」というサプライズがあったものだが、いまとなっては私達の生活にすっかり溶け込んでしまい、何か買う必要があるものが出てくると「もしかしたら100円ショップで売っているかもしれない」と、とり…

日経優秀製品・サービス賞を嗤う

1月5日付の日本経済新聞の朝刊の一面に、「2004年 日経優秀製品・サービス賞」(通称・日経新製品賞)の対象が決まったとの記事が掲載されている。文化・芸術の面で読売・朝日・毎日等のいわゆる総合紙との格差が否めない日経グループとしては、何らかの差別…

セカンドインパクト〜スマトラ沖地震

12月26日、インドネシア・スマトラ島西沖で発生した地震は、マグニチュード9.0。これは、私がリアルタイムで記憶している限り、最大級の規模。今回は、最大で高さ10mにもなる津波が沿岸部で甚大な被害をもたらした。スリランカ、インド、タイ、アフリカ大陸…

ダイエー支援からウォルマーク撤退?

日経の観測記事だが、ダイエーの再建支援の有力スポンサーの一つだった米国のウォルマート・ストアーズが、入札からの撤退を検討していると報じられた。 理由としては、産業再生機構がダイエーの株式の3分の1を保有する方針で、ウォルマートは経営の主導権…

メディアにおける原因と結果の混同について

今日の日経新聞の一面トップ記事は「不良債権比率 大手銀、半減目標達成へ」で、記事自体には特に新味はない。だが「90年代から日本経済のアキレスけんになってきた大手銀行の不良債権問題が終息してきた」という冒頭の文章や、記事終盤の「不良債権問題は90…

西武鉄道が上場廃止へ

12日付の日経新聞朝刊は「西武鉄道 上場廃止へ」を一面トップ記事とした。有価証券報告書の虚偽記載で上場廃止になるというのが異例なケースだという判断で一面トップになったのだろうが、上場廃止自体はおおかたの予想しているものであり、本来一面トップに…

インボイス社の問題

いま投資家の間で注目を集めているネット関連企業は、楽天でもライブドアでもなく、間違いなくインボイス社であろう。というのも、インボイス社が、9月末時点の全株主に対してストックオプション(新株予約権)を交付するという前代未聞の「暴挙」に出たから…

ダイエー問題

産業再生機構による支援を拒否してきたダイエーが、一転して機構の活用を検討していると報じられた。この「活用」とは、ダイエーが何らかのイニシアティブをもって機構を「使う」ものではなく、産業再生機構の管理下に置かれるという意味である。そこで抜本…

IPO連勝記録止まる?

9月29日にヘラクレス市場に上場した「三星食品」が、公募価格1,850円に対して初値1,760円という結果になり、昨年9月19日から続いた「連勝記録」が151連勝で途切れた、としてニュースになっている(リンク先の朝日新聞の記事など)。http://www.asahi.com/mon…

三菱東京がUFJ銀行に7000億円の出資

いよいよ正式に三菱東京FGがUFJ銀行に7,000億円の出資を行うことを発表。一つ目のポイントは、持株会社のUFJホールディングスへの出資ではなく、子銀行のUFJ銀行であるという点。二つ目のポイントは、当初は優先株式だが、条件付で普通株式への転換が可能に…

三井住友の統合比率に法的拘束力なし

三井住友がUFJに申し入れた「統合比率1:1」だが、UFJ向けの提案書には「法的拘束力がない」と明記されていることが発覚(日経新聞による)。つまり「1対1だよ」というポーズをとりながらも、いざ乗ってきたら反古にする可能性が高いということだろう。…

三井住友FG、統合比率提示

もうこのネタはやめたいのだが、あまりに頭が悪いので。そもそもUFJとの統合といっても、三菱東京FGとは信託を含めたスキームであり、三井住友FGの提案しているものは、信託を除いた統合。この点だけでも、両者の統合は本質的に異なるものであり、優劣を…

三井住友がTOB(公開買付け)の可能性を示唆

三井住友銀行が、UFJグループとの統合について、最終的にはTOB(公開買付け)の利用も視野に入れていると報じられる。ほとんど冗談としか思えない。もちろん、一般論としてTOBは上場企業の買収に用いられる手段の一つであり、三井住友がそれを検討するのは理…

三菱東京とUFJの統合問題

東京高裁は地裁の判断を覆した。民間の経済活動に対する司法のスタンスとしては妥当であり、常識的な判断だと思う。新グループ名は「三菱UFJグループ」という案が有力だと報じられるが、今回の場合グループ名や持株会社の名前にはあまり意味はない。三菱東京…

三井住友がUFJに経営統合を申し入れ意向

三菱東京vs三井住友のUFJ争奪合戦、とマスコミははやしたてるけど、実際には三井住友は横槍を入れようとしているに過ぎない。あの西川義文ももはやピエロの役回りを演じるまでに呆けたか。

UFJに交渉中止命令

住友信託を袖にして三菱東京FGへ経営統合を申し入れたUFJグループだが、東京地裁が住友信託の訴えを受けて、UFJグループに対して三菱東京FGとの交渉中止の仮処分を決定。鬼沢裁判長は、例の田中真紀子の長女の記事を掲載した週刊誌の販売を差し止める仮処分…

すべてがMになる

UFJが三菱東京に経営統合を申し入れ。まだ早すぎるが、統合後の名前を想像するに、UFJは崖っ淵だしイメージも良くないから、おそらく「三菱なんとか」になるだろう。すると、日本の3大金融グループは、「三菱なんとか」「三井住友」「みずほ」ということで…