ますます熱くなる〜『とある魔術の禁書目録(4)』

単行本化から3年間で13巻をリリースするまでに育ったヒット作の第4巻。

最初はコメディのように始まるが、だんだんとシリアスな展開になっていく。最後に手に汗を握るようなバトルの場面となり、主人公が熱血っぷりを見せる。自分が少年だった頃を思い出し、不覚にもかなり感情移入してしまった。

相変わらずヒロインのインデックスの見せ場がほとんどないままに話が進むが、もはやこのシリーズの「個性」としてまったく違和感を感じなくなった。それはそれで小説としてはちょっと問題かも。