Ashes and Snowを見に行った

お台場で展示中の”Ashes and Snow”(公式サイト=Gregory Colbert)を観に行った。

内容は、添付の画像のようなもので、自然の中での動物と人間の共存する姿を捉えたもの。セピア色の画像、そして和紙へのプリントなど「見せ方」がユニークだ。

写真と映像の展示だが、どちらかといえば、映像の方がメインではないかと感じた。アーティストのグレゴリー・コルベールが、素潜りでゾウやイルカと戯れるように泳ぐところを水中カメラが映し出すシーンを観ると、特にそう思う。

どういう機材を使って、どういう撮影をしているのか分からなかったが、もしかしたら高画質のムービーで撮ったものからスチルを切り出しているのかもしれないと思った。

「合成・CG一切なし」という触れ込みだったが、これは全体的に相当に仕組まれたプロジェクトだろう。公式スポンサーにROLEXが付いているし。併設のSHOPも、写真集3,500,000円を筆頭に相対的に高価なものが多く(いずれも凝ったものであることは分かるのだが)、背後にある商業主義の匂いを感じずにはいられなかった。

と、まあ気になることはあったが、いろいろと触発されるところはあった。しばらくセピアの撮影を試してみよう。