『GUNSLINGER GIRL第7巻』を読んだ。
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 角川GP(アスキー・メディアワークス)
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (216件) を見る
前巻で出現した新キャラクターのペトラとクラエスが絡み、「義体にとって記憶とは何か」「義体はどこまで人格を持った人間なのか」という点に焦点が当てられている。が、あくまで示唆する程度に終わっていて、問題提起にまで至っていないのが残念。恐らく、ペトラかクラエスが死ぬときにでも、記憶が走馬灯のようにフラッシュバックするのだろうと思われるが、本巻のような中途半端な描写では展開の遅さが歯がゆい。
また、ジャンとジョゼがなぜ公社の仕事に関わり、テロリストを憎むのかということについて、説明的にかつやや弁護的に書かれていたが、この作品の原点からはズレてきていると感じた。もちろん、発展的なズレを作者が意図している可能性も大いにあるので、全面否定するつもりはない。
最後に、ペトリューシュカの登場後、他の少女達の外見がどう見ても大人びている。「メカと美少女」というコンセプトに惹かれてこのマンガを読み始めたファンには、大いに不満なのではないか。というか、ある種の踏絵になるかも。
え、私？ 眼鏡っ子のクラエス萌えなので、今回程度ではまったくもって無問題です。そして、検事さんにも萌え。
