2018年上期 良かったライブTOP10

こんにちは、Sharpです。

6月も終わりが見えて来ているので、今年の上半期に自分が行って「良かったな」と思えたライブを振り返ります。

2010年代初頭に始まった大波がサーっと引いて、昨年くらいから「将来性」を見据えたようなアイドルグループの解散が相次ぎ、マーケット的には縮小期であることが誰の目にも明らかになっている時期です。

だからこそ、自分たちの「色」をしっかりと持っているところは、かえって輝いていたように思います。


では、10位から。

10位 柳♡箱のともだち!新潟編@ 柳都SHOW CASE!!

南波一海が代表を務めるPENGUIN DISCレーベルのRYUTistとハコイリ♡ムスメ。

両者のコラボユニット柳♡箱が新潟古町で開催した2回目のライブ。

二つのグループの個性が混ざり合い、化学反応を起こすことで、また新しい世界を見せてくれる・・・そんな時間でした。

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9位 私立恵比寿中学 × 桜エビ〜ず「STARDUST PLANET」@ AKIBAカルチャーズ劇場

エビ中とエビ〜ず。

以前はエビ中の研究生ユニットという位置付けだったエビ〜ず。今やオリジナル曲を増やし、パフォーマンスでもレベルを高め、切磋琢磨し合う存在であることを見せてくれた2マン。

藤井校長の手腕に改めて感服してしまいました。エビエビ最高!

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8位 sora tob sakana バンドセット「天体の音楽会」@中野サンプラザ

恵比寿リキッドルームでのワンマンを成功させ勢いに乗るsora tob sakanaが、中野サンプラザで見せた「ホールでのバンドセット」は、さらに新しい境地を予感させる姿でした。

ミニアルバムでのメジャーデビュー、7月1日の国際フォーラムホールCでの4周年ワンマンも発表されて、大きな節目となるイベントになりました。7月1日のワンマンも楽しみです!

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7位 ハコイリ♡ムスメ『青春の音符たち』発売記念プレミアムライブツアー ~Respect for CoCo~(ゲスト:宮前真樹)@新宿KENTO’S

ハコムスがリリースしたファーストカバーアルバム『青春の音符たち』の発売を記念して、カバー元のアイドルをゲストに迎えて生バンドでライブを行うというツアー。

この日のゲストは、元CoCoの宮前真樹さん。「まきボー」のあだ名で親しまれた宮前さんは、透明感と親しみやすさを今でも持っていて、アイドル活動はしていないのに、アイドル感が凄かったです。

ハコムスとのコラボでCoCoの楽曲が歌われ、中でも初披露された『EQUALロマンス』では、時空を超えた感覚が味わえました。

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6位 Fullfull☆Pocket中原ありす・田附未衣愛卒業公演@白金高輪SELENE b2

からっと☆の時代からフルポケに至るまで、このグループの柱は「ありす&みいあ」だったと思います。

その二人が同時に卒業するという衝撃的な展開でしたが、まさに「集大成」と呼ぶにふさわしい最高到達点を見せてくれたライブでした。

残されたしぃ&ひなが新しいフルポケを引っ張っていくという<物語>も2018年の見所になると思います。3人の新メンバーを加えた新生フルポケとして9月に同じ場所でワンマンをするということで、こちらも今から楽しみです。

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5位 パンダみっく 3rdワンマンライブ(2周年)@渋谷club asia

「全員小学六年生」でデビューしたパンダみっくも今や全員中学二年生。レッスンと舞台を重ねることでスキルを高め、チームワークを磨いていくスタイルは、かつてのsora tob sanakaの姿に重なるものがあります。

今回のライブは、レーザーの演出はあったものの、基本的にはギミックなしのストロングスタイルで、新オリジナル曲の披露、アコースティックパート含めて、24曲を観せてくれました。

TIFを筆頭に、今年の夏のフェスでさらにファンを増やしていくことが期待される「今一番ライブが楽しい」アイドルグループ。

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4位 ビバラポップ!2018@さいたまスーパーアリーナ

ビバラロック!のアイドル部門として、今年初めて開催されたアイドルフェス。

BiSH、欅坂46、sora tob sanaka、Maison book girlなどの旬のアイドルグループに加えて、鈴木愛理道重さゆみのハロ系ソロアイドルが魅力的なステージを展開。

「一生道重」な大森靖子の半ヲタならではのこだわりも凄くて、夏の大手のアイドルフェスが霞むような存在感でした。豪華な出演者に、リーズナブルな料金設定、大会場の設備を最大限生かした演出に加えて、途中退場可能なシステム、安くて美味しい飲食ブースなども素晴らしかったです。もう「高かろう悪かろう、でも推しが出るから行く」系のフェスには行きたくないですね。また来年もビバラポップ!したいです。

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3位 ハコイリ♡ムスメの定期便3月号〜君に出会えてよかった〜鉄戸美桜 卒業公演

ハコイリ♡ムスメのオリジナルメンバーにして、2代目リーダー、ボーカルメン、平成の斉藤由貴守銭奴鉄戸商店など、様々な顔を持つ鉄戸美桜さんの卒業公演。

型にはまらない発言も魅力だった鉄戸さんですが、OPムービーの「AXIA〜かなしいことり〜」から、アンコール最後の「ストローハットの夏想い」に至るまで、バランスのとれたドラマティクな構成、一本筋の通った美学を思わせるテーマ性、そして全体として語りかける「物語性」など、完成された世界を見せてくれました。

一番美しい姿を残像としてファンの目に焼き付けたこの卒業公演は、アイドルとして「理想形」とも思えるものでした。何度でもあの日のあの会場に足を運びたくなる・・・そんな感じです。

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2位 つりビット 5th Anniversary Live〜Go on 5〜@川崎CLUB CITTA'

結成から5年間メンバーを変えずに続けるアイドルグループはそれほど多くないですが、つりビットがついにその境地に達しました。

もちろん、長続けることがそれだけで凄いわけではないですが、良いオリジナル曲をたくさん聞かせてくれて、ステージのパフォーマンスを見ているだけで幸せな気持ちになる・・・つりビットはそんな立派なグループに成長していました。

メインステージと会場の真ん中のサブステージを上手く使い、大勢の人を楽しませるつりビットの姿は、ある種の「到達点」を感じさせてくれました。楽しみ方のスタイルを強要しないのも、つりビットの現場のいいところだと思います。

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1位 Negicco ホールワンマン「世田谷コンサート」@世田谷区民会館

Negiccoに関しては「東京でのホールコンサート」を待ち望んでいて、こういう姿勢がファンとして正しいのかどうかは分からないけれども、ともかく「久しぶりに僕の見たいNegiccoのコンサートを観られるぞ」という期待で行きました。

この日は、ユメトコスメ長谷さんのアレンジによる弦楽隊に加えて、ピアノの伴奏も乗ってくるスペシャルな編成。それだけでも最高なのに、小学生がデザインした新衣装の披露、新曲の披露、そしてかえぽのピアノ伴奏披露と、見所も盛りだくさん。

挑戦する姿と同時に安らぐ気持ちをもたらしてくれるNegiccoのコンサートは素晴らしかったです。15周年を迎える今年の夏は、地元での大箱ライブが控えていたり、アルバムのリリースが予定されていますが、時代の変化に流されることなくこれからもNegiccoらしい活動を続けて行って欲しいと思いました。

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こんな感じです。

2018年下期には、sora tob sakanaの国際フォーラムでのバンドセット、ハコイリ♡ムスメのファーストコンサート、tipToe.のWWWでのライブなど、今からすでに楽しみなライブが目白押しです。

波乱万丈のアイドルシーンですが、自分が気に入ったものをじっくりと観ることができるという点では、そう悪い時代ではないと思います。