今年もアイドル楽曲大賞に投票した。こんな感じ。
メジャーアイドル部門
1位 サイレントマジョリティー/欅坂46
「大人たちに支配されるな」というメッセージ性が若年層の支持を得た。また平手友梨奈という才能を得たことで爆発的な人気につながった。2016年を代表するアイドルソングと言っても過言ではない。
2位 Confession/callme
セルフプロデュースを続けるcallme。楽曲派路線として極北に到達したと言えるのはこの曲。どれだけの「分かりて」を獲得しているのかは分からないが、最高にクール。
3位 Magiかよ!? BiliBili☆パンチライン/マジカル・パンチライン
シングルを出さずにミニアルバムを出すのがマジパンの戦略ではあるが、コンセプトのしっかりとしたアルバムの方がグループのカラーはつかみやすい。フェスの冒頭でOPSEから連続で披露されるこの曲にマジパンの世界観が凝縮されている。
4位 青・蒼・碧/パクスプエラ
いろいろなものを背負っているパクスプエラだが、坂本サトルの手による曲が今一番似合うのは彼女たち。中でもこの曲はロック色が強すぎず、じわじわとくるグルーヴを感じさせてくれる。
5位 灼熱サマー ~SUMMER KING×SUMMER QUEEN~/志田サマー新井サマー
夢アドと女子流のまさかのコラボ。期間限定ということもあって、アイドルアイドルした輝きを見せてくれた。
インディーズ/地方アイドル楽曲部門
1位 渚でラテアート/つりビット
楽曲派ということで言えば、Negiccoのフォロワーになれる最右翼はつりビットだと思っている。ソースはこの曲。一度聞けば分かるでしょう、としかいいようがない。
2位 ハコいっぱいのプレゼント/ハコイリ♡ムスメ
80年代から90年代のアイドルソングをオマージュしながらも、しっかりと現代的なナンバーに仕上げている。「正統派」というよりも、今の「沸き」が評価されるアイドル現場にあってはむしろ「異端」でるという南波一海さんのコメントに同意せざるを得ない。
3位 Music Lovers/アイドルネッサンス
アイドルネッサンスの表現の引き出しを広げた一曲。ダンスもボーカルもずばり「セクシー」な表現に挑戦しているし、さまになっている。バイブスがあったときの石野理子のフェイクも最高。
4位 GAME/WHY@DOLL
ほわどるの中から一曲を選ぶのは難しいけれども、疾走感のあるこの曲は2016年の宝の一つ。
5位 夏の扉/sora tob sakana
アルバムの一位に入れたが、オサカナのこの曲は思春期の切なさを切り取っている。どこまでも魅力的。
アルバム部門
1位 『sora tob sakana』/sora tob sakana
ジュブナイルとポストロックの結合した内省的な世界観。アイドルのアルバムという領域にとどめるのがもったいない作品。
3位『FUNKY BUT CHIC』/フィロソフィーのダンス
ファンク+アイドルの傑作。アルバムの完成度は高いが、それ以上にライブが素晴らしいので、少し物足りなさを感じてしまうのが玉に瑕。
推し箱部門
AIS
アイドルネッサンスの妹分。より開放的なキャラクターと、新しめの楽曲で、現場が凄く楽しいグループ。いま一番好き!!!