NEO Fes!!! presented by Top Yell@渋谷クラブクワトロ

アイドルフェスといっても、主催者が自らの趣向を出演者に強く反映しているところばかりではない。

そんななか、竹書房の”Top Yell”の冠を掲げたこのフェスは、いま旬な楽曲派のアイドルを多く集めていて、ぜひに行きたいと思うものだった。

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会場は渋谷のクラブクワトロ。

ハコイリムスメsora tob sakana、パンダみっく、AIS-All Idol Songs-、アイドルネッサンス、つりビット…

まるで僕自身が見たいアイドルを集めたかのような出演者ばかり。

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この日はお昼にAISの定期公演があったので、フェスの後半だけを見ることになったがそれでもお目当てが4組。十分元を取れるレベル。

パンダみっく

全員が小学六年生ということで、この日のフェス参加者の中では最年少のはずだが、それを感じさせない堂々としたステージ。

「渋谷」「クラブ」という会場を意識したようなオシャレ系の曲多め。

最後のオサカナカバーの「クラウチングスタート」は胸に迫るものがあった。

(セットリスト)

1 ガールズ・レテル・トーク/ナンバタタン
MC自己紹介
2 シンデレラ/相対性理論
3 とおりゃんせ/パスピエ
4 クラウチングスタート/sora tob sakana
MC告知

AIS(アイス)

AKIBAカルチャーズ劇場の定期公演からの2現場目。

定期とは異なるファン層だったが、一曲目の「ドキッ!こういうのが恋なの?」で会場の空気を掴むと、今日初披露したばかりの「Luvly, Merry-Go-Round」を聴かせ、続けて「Over The Future」「完璧ぐ〜のね」というアンセムでフロアを沸騰させた。

MC後に「ALL THE THINGS SHE SAID」を歌って、単なる沸き曲指向ではないところも示した。

今年に入ってからのAISのライブは、明らかに一皮むけたというか、覚醒した感がありあり。

終演後、知り合いからは「AIS良くなってて驚いた」という声を多く聞いた。

成長を追っているファンとしてはうれしい限り。

来月からAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演も隔週となるので、さらに飛躍していくのを期待している。

(セットリスト)

1 ドキッ!こういうのが恋なの?
2 Luvly, Merry-Go-Round
3 Over The Future
4 完璧ぐ〜のね
MC
5 ALL THE THINGS SHE SAID

アイドルネッサンス

アイドルネッサンスは、いきなり「ガリレオのショーケース」でトップギアでのスタート。

次は、宮本茉凜曲と言っても過言ではない「ドカン行進曲(己編)」と予想を裏切るエモい展開。

クラブという会場に合わせたような「Music Lovers」では、Dメロ後の石野理子のフェイクが冴える。

「それが答えだ!」のイントロでは、リーダーの新井乃亜が「今日が私の17才最後のライブです!」というフリがあり、最後の曲は「17才」。

新井の17才最後の「17才」を見届けることができた。


アイドルネッサンスは、去年新メンバーを迎えて8人体制になってからの仕上がりが凄い。

特に昨年11月にZepp DiverCityでのワンマンを成功させてからはメンバーも自身に満ちていて、今年はどのフェスでもトリを飾れるんではないかと思っている。

と思っていたら、来週開催されるタワレコ感謝祭でも、レーベルメイトの先輩たちを差し置いてのトリになることが発表されていた。

今年もアイドルネッサンス旋風はとどまることを知らないだろうと予感させるそんなステージだった。

(セットリスト)

1 ガリレオのショーケース
2 ドカン行進曲(己編)
3 Music Lovers
4 それが答えだ!
5 17才

つりビット

つりビットは最新シングル「My Victory」のピンクの衣装で登場。

初々しさを感じさせる「初めのキモチ」から、切なさをにじませる「レモン海岸」、安藤咲桜センターのとにかくアガれる「Go! Go!! Fishing」と徐々に登っていくようなセトリ。

MC明けで、タオル回しの「爆釣御礼」に続き、「一番じゃなきゃ意味がない」と歌う最新曲「My Victory」でフィナーレ。

王道カワイイ姿で魅了しながら、ライブの実力も十分。

来月の赤坂BLITZでのワンマンに向けて充実していることが手に取るように分かるライブだった。

(セットリスト)

1 はじめのキモチ
2 レモン海岸
3 Go! Go!! Fishing
MC自己紹介
4 爆釣御礼
5 My Victory

入場者特典・物販・特典会

入場者には、最新のTop Yell NEOと特製ブロマイドがプレゼントされるという特典。

チケット代が前売り3500円で、この本が1500円だから実質ライブ代2000円。そう考えるとお得感半端ない。

ブロマイドは、お目当てのものを交換したり、友人からもらったりして、僕の大好きなsora tob sakanaハコイリムスメを入手することができた。

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この2組は今日ライブ見られなかったのでうれしい限り。

この特製ブロマイドのことまで勘定に入れると、コスパ最強のフェスなんじゃないかなと思った。


特典会は、パンダみっくの2ショットチェキ会へ。

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カワウィーネ担当の"こなちゃん"こと岩方虹夏ちゃん。どうやってもカワウィーネ!!

そして、AISとアイドルネッサンスのお見送り会に参加。


ライブがあまりに楽しくて声が枯れていたんだけど、アイドルネッサンスの原田珠々華ちゃんが「大丈夫ですか?ハチミツがいいですよ」という優しい言葉をかけてくれた。惚れてまうやろ!!



ということで、「NEO Fes!!! presented by Top Yell」、こういう旬な楽曲派を多く呼んでくれるのであれば、またぜひ行きたいと思わせるアイドルフェスだった。