パンダみっくの3rdワンマンライブが、2周年のタイミングで渋谷club asiaで行われた。
先行販売では100番弱くらいまで出ていたということだったが、当日は軽く200人を超える集客。
ふらっぺIdolぷろじぇくと研究生のOAに続いて、メンバーの影ナレ。
ここで早くもテンションが上がる。
「パンダみっく」の世界に引き込む序盤
開演時刻。正面のスクリーンにカウントダウンのような動画。
ライブはオリジナル曲の「オモカゲプラスティク」でスタート。
ステージの左右から色とりどりのレーザー光線が場内を舞う。
そして、新衣装!
パンダみっくのイメージに合わせたモノトーンながら、メンバーの身体的な成長に合わせてシルエットがさらに洗練され、背中にはマントも。
ノンストップで「パラレルワ」「シンデレラ」。
MIX、コール、振りコピ・・・最初からライブの楽しさが全開。
短い自己紹介の後、会場の空間を切り裂くような鋭いイントロの「シャッタードール」、「白黒イエスノー」、「世界寿命と最後の一日」、「シーラカンスダンス」。
「シーラカンスダンス」は、ステージのメンバーの動きに合わせてフロアの観客も一緒に左右に移動する。
そんなのもパンダみっくのライブの楽しさ。
オリジナル曲もカバー曲もテイストが揃っているから、連続で聴いても全く違和感がない。
これが、パンダみっくの世界。
「新しさ」を見せる中盤
MCの後は、「ヒズムリアリズム」(カラスは真っ白)。
僕がパンダみっくのカバー曲で一番好きなものの一つ。
カラスは真っ白は昨年解散したが、元メンバーのタイヘイがパンダみっくの楽曲制作に関わるようになっているきっかけにもなった。
間奏に入るはずのところからサビの繰り返しになり、メドレーで「MUSIC」「とおりゃんせ」「これから」「今夜がおわらない」、そして再び「ヒズムリアリズム」へ戻る大技。
メンバーのダンスに合わせて、フロアの観客もくるくる回ったり、ジャンプしたり、クラップしたり・・・
楽しすぎて時間も忘れるし、セトリも忘れる(笑)
メドレー始まりの「ヒズムリアリズム」は、パンダみっくの1stシングルに収められたリアレンジ版で、メドレー終わりの「ヒズムリアリズム」は、昔のライブでやっていたオリジナル版。
こういう息もつけないようなメドレーはパンダみっくの魅力を大いに伝えてくれる。
メドレーで盛り上がった後、じっくりと聴かせるようなアコースティックアレンジの「あれからの話だけど」。
そして、今日初披露の新オリジナル曲「up-side-down-pop」。
パンダみっく初のファンク! イントロでJBを彷彿とさせるようなゴリゴリのファンクかと思わせつつ、楽曲派ラップパートあり、ハモりあり。
2010年代後半のアイドルシーンのトレンドにジャストミートするもの。
デビュー当時小学生だったメンバー達も今や中学2年生。
メンバーの成長に合わせたかのように、少し大人っぽい方向に背伸びしたようなテイスト。
今年の夏フェスで大いに盛り上がれそう。
駆け上がるように加速する終盤
そしていよいよラストスパート。
「準備運動を終えた」というよ涼しい顔で「みなさーん、まだまだ盛り上がれますかー?」と煽るメンバー。
楽曲派()おじさんの体力的には活動限界が近付いている・・・はずなのに、なんというかランナーズハイみたいな感じでもっと盛り上がりたくなっている不思議。
ゴリゴリのハードロックなアレンジがクールな初オリジナル曲「未来時計」、さユりの厨二病の世界観が炸裂する「るーららるーらーるららるーらー」、コミカルなテイスト多めの「まみむめも」、そして「メグリメグル」「ワールドエンドサイレン」。
どんな曲をカバーしても今や「パンダみっく」の色になるし、それに合わせてフロアが盛り上がる。
パンダみっくの2周年ワンマンは前方着席の劇場だったが、今日の3周年はオルスタ。
ホールとライブハウスはそれぞれの良さがあるが、こと今のパンダみっくに限っては、ステージとフロアの相互作用でライブのパワーが増すライブハウスでのオルスタに軍配が上がる。
「次が最後になります」「(えー!)」「早いよね」「全然疲れてない」というMCの後、1stCDのタイトル曲「好きな曜日はxx」、そして「言って。」。
楽しすぎてあっという間だったし、まだまだ聴いていたいという気持ちが強く残る。
3年目への決意を印象付けたアンコール
フロアからの熱狂的なアンコールを受けて、今日のワンマン限定のグリーンのTシャツを羽織ったメンバーが登場。
まずは2ndシングルの「止まらないBGM」を披露。
このオリジナル曲は、7月に会場限定盤がリリースされ、9月に流通盤(3曲入り)がリリース予定だとアナウンスされる。
MCで中嶋莉緒が挨拶。
こうして5人で2周年を迎えられたのは、家族、スタッフ、そして何よりもファンの皆さんのお陰です。
ここまでいいことばかりではなく、辛いこともあって、特に去年中学生になってからは、メンバーの間でもパンダみっくの活動について色々と話をしました。
(声が震えて、思い詰めたような表情に)
パンダみっくは、3年目も頑張っていきますので、応援よろしくお願いします
新衣装、新曲、CDリリースと活動継続のフラグしか立っていないのに、いつも明朗活発なりおりおがシリアスなトーンのMCをするので、一瞬ヒヤッとしてしまった。
最後は、パンダみっくで最高に楽しい曲「ネズミーランド」。
振りコピあり、ケチャあり、推しの時にファンが最前に動いてぐるぐる回るのも楽しい。
こういう時でもフロアがカオスにならずに、みんなが楽しめるのがパンダみっくのライブの良さ。
大団円感を持って楽しいライブが終わった。合計24曲。あっという間だった。
本日はパンダみっく 3rd ワンマンライブ『パンダらの箱 ~ 2nd Anniversary Edition ~』にご来場いただき、ありがとうございました!
— パンダみっく (@pandamic6) June 2, 2018
3年目のパンダみっくもよろしくお願いします!#パンダみっく pic.twitter.com/ekN8AwWMVm
お姉さん分に当たるsora tob sakanaもある時期までは「人が少ない」とか「地下ノリ」とか言われていたのに、ある時期に(2016年7月くらい?)突然売れ始めた。
パンダみっくも同じようにブレイクする時が必ずくる、そう信じている。
いい2周年ワンマンだった。
3年目のパンダみっくも応援したい。
(おまけ)物販・特典会
ワンマン限定Tシャツを購入して、全員握手とチェキへ。
こなちゃん超カワウィーね!!
(セットリスト)
1 オモカゲプラスティク/パンダみっく
2 パラレルワ/vivid undress
3 シンデレラ/相対性理論
MC
4 シャッタードール/ヒトリエ
5 白黒イエスノー/パンダみっく
6 世界寿命と最後の一日/そらる
7 シーラカンスダンス/vivid undress
MC
8 ヒズムリアリズム/カラスは真っ白(リアレンジ)
9 MUSIC/南波志帆
10 とおりゃんせ/パスピエ
11 これから/タルトタタン
12 今夜がおわらない/ふぇのたす
13 ヒズムリアリズム/カラスは真っ白(オリジナル)
MC
14 あれからの話だけど/SHE IS SUMMER(アコースティック)
MC
15 up-side-down-pop/パンダみっく(新曲、初披露)
MC
16 未来時計/パンダみっく
17 るーららるーらーるららるーらー/さユり
18 まみむめも/フーバーオーバー
19 メグリメグル/Amelie
20 ワールドエンドサイレン/lical
MC
21 好きな曜日はxx/パンダみっく
22 言って。/ヨルシカ
(アンコール)
En1 止まらないBGM/パンダみっく
MC
En2 ネズミーランド/空中メトロ