SMA 40th「みんなとうた」を観に代々木公園に行った。
正午過ぎに会場に到着すると、ステージを中心に扇状に広がる観客。日比谷野音のような趣の場所で、オープニングアクトの東京スカパラダイスオーケストラが演奏中。
強烈なグルーヴに誘われるかのように大勢の人が集まっている。前方に行けずに関係者エリアの脇で見ていると、すぐ横を純白を衣装をまとったアイドルネッサンスメンバーが移動している。このフェス感!
スカパラのステージが終わるところで、僕もステージ前まで移動。
司会を務めるTHEイナズマ戦隊の上中丈弥と田中美里に紹介されて、アイドルネッサンスがステージに登場。
ユニコーンの「PTA〜光のネットワーク〜」、スカパラの「太陽と心臓」を2曲続けて熱唱。
空に届きそうな力強いボーカルと、ステージを大きく使ったダンス。OAのスカパラが盛り上げた雰囲気を引き継いで、観客を楽曲の世界に引き込む。
自己紹介のMC。トップバッターのかなぼんが「橋本佳奈、大学一年生です」って言ったときのヲタクのどよめきがすごかった、僕もだけど。確かに今日から新年度。
ここから、サンボマスターの「ミラクルをキミとおこしたいんです」、Base Ball Bear「17才」、大江千里「YOU」を連続で。アイドルネッサンスのファンはもちろん、SMAのフェスに来ているような音楽好きに刺さらないわけがない。
雨も心配された会場だが、天気もなんとか保っている。晴れ女、とまでは言えないかもしれないが、野外のフェスでの運は持っているんじゃないかと思う。
そして、最後の曲はTHEイナズマ戦隊の「手を打ち鳴らせ!!」。とてもスケールの大きな曲で、振付けで会場が一体になるのが分かる。途中から原作者の上中丈弥も飛び入りして、客席を煽り、一緒に盛り上る。
終演後、司会の相方の田中美里から「なに平均年齢上げてるんですか?(笑)」と突っ込まれていたが、こういうコラボこそ僕がまさに見たかったもの。素晴らしいフィナーレだった。
SMA始まって以来のアイドルグループということで、大事にされているのは当然あるわけだけど、彼女達の努力と実力はそれに値するだけのものだと改めて感じた。
会場に飾られた出演者のサイン寄せ書き。目立つところにアイドルネッサンス。
SMA 40th「みんなとうた」はアイドルネッサンスにとってはホームのようなものかもしれないけれど、デビューから一年経たずに、これだけ多くの観客の前でしっかりとしたステージを見せてくれるのは驚きだった。
これなら、今年の夏フェスでも大活躍しそうだし、TIFのようなアイドルフェスだけではなく、ロック系のフェスとの親和性も高く、ファンの裾野が広がるだろうと予感させた。
まだデビューから一年経っていないのに、そんなことを夢想してしまうくらいの堂々としたパフォーマンスだった。
(セットリスト)
1 PTA〜光のネットワーク〜
2 太陽と心臓
MC
3 ミラクルをキミとおこしたいんです
4 17才
5 YOU
6 手を打ち鳴らせ!!(THEイナズマ戦隊 上中丈弥コラボ)