アイドルネッサンスのTBS「ライブB♪」出演を見て思ったこと

アイドルネッサンスがTBS「ライブB♪」に出演した(以下ネタバレあり)。

アイドルネッサンスは放送開始34分過ぎから登場。

「17才」のMVをバックに、「2014年7月にデビューした平均年齢14歳のアイドルユニット」というユニット紹介のナレーション。

そこから「緊張気味の彼女たちの中でも特に落ち着きのないメンバーが…」という紹介で、全員の顔を左から右に写した後、こよいちゃんにスポットが当たる。

「百岡古宵はベッキー♪♯に憧れて芸能界に」という話題から、こよちゃんとベッキーがハグ。キャーキャー盛り上がるメンバー。

ベッキーから「他アイドルにはないユニットの特徴」を聞かれて、のあちゃんが「私たちは、これまで世に出た数々の名曲をカバーし、名曲ルネッサンスにチャレンジしています」というグループのコンセプトを説明。「カバー曲オンリー? オリジナル曲がないっていうことですね。ちなみに過去にはどういった曲を?」とテンポよく話を進めていくベッキー


のあちゃんが、「村下孝蔵さんの「初恋」」、「PUFFYさんの「愛のしるし」」を挙げたあと、今回は「大江千里さんの「YOU」をカバーしています」と説明。

ベッキーの「皆さんから見て昭和な曲ってどうですか?」という質問に、理子ちゃんが「正直、みんな古いっていうイメージがあったんですけども、歌詞とかよくよく聞いてみると、独特の世界観というのが馴染みがなかった部分があったんで、歌わせて頂いてすごい楽しかったです。大江千里さんの「YOU」も、「君を抱きしめてたい 肩幅も情熱も」歌詞があるんですけど、最近だと会いたくなっちゃうとメールとか使いがちなんですけど、この曲は「会いたい」っていう気持ちを直接会って伝えるという、そういうところも私たち的には新鮮だったりします」と饒舌な語り。これぞ石野理子の持つ文学性!

「いまの子の意見だね(笑)」というベッキーのまとめに続けて、「YOU」をフルコーラスで。


アイドルネッサンス「YOU」(MV) - YouTube


ライブで見るのと比べると少しおとなしめに見えたけど、アイドルネッサンスのパフォーマンスはTVでも十分に伝わってきた。

ここからは僕が思ったことだけれど、この「ライブB♪」っていう番組は、ベッキーの卓越した司会スキルで、出演者や楽曲の魅力をトークで引き出してくれる。この番組に歌手として出演する以上は、ライブパートできちんとしたステージを見せることはもちろんのこと、トークのパートで自らの歌う楽曲のメッセージや、そこに何を感じているか、聞く人に何を伝えたいのかを語ることが期待されている。今回、アイドルネッサンスが示したのは、カバー曲でありながらも、ちゃんと自分達の感性で解釈し表現しているということ。これは簡単なようでなかなか難しいだと思うので、観ていて頼もしくなった。

これからアイドルネッサンスをTVで見る機会が増えるといいな。