W176のショックアブソーバー交換で乗り心地に変化あり

9年、75,000kmを超えて、足回りになんとなくくたびれを感じるようになったW176。

高速域でフラットな乗り心地は文句なしだが、うねる轍のような荒れ気味の路面ではハンドルを取られるような挙動で、なんとかならないかと思っていた。

これをSACHSの純正同等アブソーバーに交換し、後期型仕様のコンフォートにした。

その後、高速と一般道で300km走ったので感想を記しておく。

結論から言うと、乗り心地に変化があった。それもいい方向に。

まず高速。

交換前は段差で「ガツン」と強めのショックが一撃来ていたのが、交換後は「フワッ」という感じに柔らかくなった。

フラットな感じは少し後退した気もするが、トヨタ系のようなフワフワした感じとは違う安定感。

次に一般道の轍。

交換前は右に左にとハンドルを持っていかれるような感じだったが、交換後はそのような挙動は解消し、うねりをうまく受け流すような腰の強さが出てきた。

高速も一般道も、交換前の方は「ロードインフォーメーションを積極的に伝えてくる」といえば聞こえはいいけれども、同乗者がいると気を使ったり、時に言い訳をしないといけなくなるほどだった。

前期型のW176はドイツのアウトバーンで200km/hで飛ばす前提で作られていて、それがそのまま日本仕様にも使われていたのかと想像するが、やはり日本の道路事情とは合わなかったようで、後期からコンフォートなサスペンションに替わった。

コンフォートに替えてみると、なるほどこの変更にはほとんどデメリットはなく、メリットしかないと言う感じ。

少なくとも日本の公道を走る限りにおいては。

このショックアブソーバーの交換はパーツ85,000円、工賃55,000円の合計140,000円。

この値段をどう見るか次第だけれども、割安に放置されているW176前期型を買って、14万円かければ後期型と同じ足回りが手に入る。

そう考えると、決して無駄な費用ではないと思う。



そう言えば、前回、カインズの銀ボトル投入後に燃費が改善している傾向があると書いたけれども、今回も高速中心で14.9km/Lを記録。

燃料添加剤を投入した効果は確実にあると思える。