W176の満9年の車検。
前オーナーが満7年まで毎年ヤナセで法定点検を受けていて点検簿も完備していることが決め手になって購入したW176。
満8年で購入した時は、販売業者の方が提携する町工場でブレーキパッドとオイル交換はしてくれていたのだけれども、点検簿を見ていると色々と気になるところが出てきた。
車検の時に一緒に見てもらうことにしようと思ったが、まずどこに車検を出すのかというところから。
W176の場合、法定費用は重量税・印紙代・自賠責保険の合計で46,010円。
そこに点検費用などを上乗せした概算での見積もりを何箇所かに聞いてみた。
- ヤナセ:点検料は基本料金48,200円。他に保安確認検査料23,000円、検査代行手数料23,000円。他にテスター診断10,000円?、下回り洗浄10,000円?そしてオイル交換・オイルエレメント交換15,000円。合計175,000円(概算)どこか不具合が見つかればこれに上乗せされる。
- 宮園自動車:基本整備料が約40,000円。保安確認検査料が約20,000円、検査代行手数料が約20,000円、オイル交換・エレメント交換で約20,000円、その他諸々込みで約15万円〜20万円。全体的に大雑把な見積もりで、どういう場合に高くなるかもよく分からず。「ヤナセさんより安くなる?」と聞いたら「同じくらい」とのこと。
- S自動車(販売業者提携の町工場):オイル交換・エレメント交換込みで総額17万円くらい。詳細は説明なし。
- イエローハット:車検基本料15,180円、法定点検料4,950円、事務手数料1,650円、外車取扱手数料11,000円、コンピュータ診断3,300円。そしてオイル交換・エレメント交換・ブレーキフルード交換12,057円。合計94,147円。
こんな感じ。
まず最初にS自動車は、納車のときの整備実績はあるけれども、途中で販売店にマージンを抜かれるであろうことや、なんだかんだ家から遠いこともありパス。
次に宮園自動車とヤナセは、基本料金とオイル交換で17万円コースで、ここから予防的なパーツ交換まで提案されるであろうことは想像に難くなく、そこまで入れると結局30万円コースになってやはり割高になるということで、これも見送り。車の調子が悪くなってたらお世話になるかもしれないが、現時点ではそこまで専門ディーラーの力を借りる必要性は感じてないこともある。
ということで、イエローハット。
オイル交換・エレメント交換だけだったら10万円を切る安さ。
この車は前オーナーの整備が良かったこともあり、コンディションが良い車なので、この先もできれば長く乗りたい。
ということで、予算の余裕のある分を、ドイツ車特有の「予防的パーツ交換」に回すことにした。
イエローハットでは、事前の見積もりを無料でやってくれ、その時に「△(今回は交換不要だが消耗している)」となったパーツを交換することにした。
まずはフロントのスタビリンク。これはブッシュのゴム部分が劣化しているということで、この車の場合にはゴム部分だけを交換することはできず、ブッシュ全体を交換する必要があるとのこと。パーツが左右で15,092円。工賃が6,600円。
次にファンベルト。この辺のは高温多湿な日本では本国よりも傷みやすいのだろうと思う。パーツ3,927円、工賃8,800円。
ここまでが「△」のパーツの交換。
そして、イエローハット基準では「交換不要」となっていたブレーキ周り。
実はここが納車時から個人的に一番気になっていたところで、外観からもディスクが摩耗しているように見えた。
前オーナーは3年目の最初の車検で約30,000kmでディスクローターを交換しているので、購入時の60,000kmは、実はメルセデス基準では交換タイミングだったのではないかと思ってる。
だが、販売店ではパッドのみ前後新品に替えているだけで、それはそれでありがたいのだけれども、この先のことを考えるとここで思い切って全交換しておく方がこの先も安心して運転できるように思えた。
外観からも段差ができているように思えたので今回思い切って全部をDIXCELのパーツに交換。A180スポーツのAMGパッケージ用のローターは、穴開けのために受注生産。
フロントディスクローター29,700円。工賃8250円。
リアディスクローター19,800円。工賃8250円。
フロントブレーキパッド11,000円。工賃8250円。
リアブレーキパット8,800円。工賃8250円。
ブレーキセンサー1,716円。
ブレーキフルード4,400円。
以上、ブレーキ周り一新するだけで108,416円(うち工賃33,000円)だから、金額的にはなかなかのものだけれども、ブレーキの整備は結局高速運転での安心感につながるし、納車の時から交換時期が気になっていたので、もやもやも解消されて良かった。
合計金額は236,982円になったが、手持ちのクーポンでパーツ10%引きの対象が60,000円くらいあって、合計は約230,000円になった。
これでW176はあと5年は戦える…といいな。
ブレーキパッドに関しては、発注後に「もしかして低ダストタイプにした方が良かったかな?」と思ったけれども、もう修正が効かなったので、その辺は次回のパッド交換の時の楽しみとして取っておこう。
ブレーキにアタリをつけるためにも今度の週末は遠くまで行こうと思う。