元CoCoの”まきボー”こと宮前真樹の50歳記念ライブに行ってきた。
CoCoは、というか、乙女塾は、自分にとって学生時代の甘美な思い出と共に大事にしまってある宝物とでもいうべき存在になっていた。
2010年代のアイドルブームの中、ハコイリムスメがCoCoをカバーするライブを観たことがきっかけで、またCoCoやribbonやQlairをよく聴くようになっていたが、まさかまきボーが元ribbonの松野有里巳や元Qlairの今井佐知子と共演する日が来るとは。
ライブは、最初は宮前ソロ、それもギター伴奏のみというアコースティックバージョン。
まきボーはキレイでかわいくて面白くて優しいまま。
あの頃と同じで。
続いて、舞台『1979』の映像、ケラのお祝いビデオメッセージに続いて、宮前、松野、今井の3人が登場。
キラキラのオーラ、そして王道アイドル衣装。
これはもう完全に乙女塾。
MCでは、衣装をあのみもりさんが担当されていたというエピソードが披露される。
みもりさんといえば、後追いでQlairを好きになり、ハコムス現場でもお見かけしてQlair愛を知っていたが、まさかこのメンバーの衣装を担当するとは。凄い。
3人でのカバー曲は、Qlair、ribbonもあり、そして乙女塾祭りで歌われた曲もあり。まさにタイムスリップ感。
あの頃に行ったかのように。
最後は、三浦理恵子の「CoCoは昔のことじゃなくていまも続いている現在進行形」というビデオレターに続いて、”CoCo”が登場し「いつもING」という歌詞の「乙女のリハーサル」、そして「はんぶん不思議」を歌う。
宮前真樹以外のは、オリジナルのCoCoメンバーではなく、森下純菜、中川雅子、田中有紀美。
オリジナルではないけれども、音源はオリジナル、衣装もCoCoテイスト、そしてメンバー全員アイドルオーラ。
ここからの怒涛のCoCoナンバーで気分は完全にバック・トゥ・90年という感じ。
まきボーの生誕イベントで、これだけの出演者が集まり、こんなにファンが集まり、そのファンを喜ばせようとするおもてなしに溢れた現場ができるとは。
感動で言葉が出てこないほど。
「あの頃が懐かしい」という感覚ももちろんあるけれども、それ以上に「この30年色々あったけれども、お互い元気で健康にここにいることって、喜ばしいことだよね」という感じ。
ここ数年厳しい時代が続いたから余計にそう思うのかも。
こんな奇跡みたいな日があるなら、この先もっと頑張れるかもしれない。
また次の楽しい日のために。
なんて、満ち足りた気持ちになって帰路についた。