ハコイリ♡ムスメの月一定期公演。2018年春公演の最終回。
ハコムスの公演は季節ごとにセトリを一新し、新曲の回数を重ねることで練度を高め、そこに毎回フレーバーを加えていくスタイル。
ユニット曲を含めて完成度を高めた前半
「ティーンエイジ・セレナーデ」(里中茶美)、「シャボンのため息」(宮前真樹)、「お願い神さま」(Qlair)といったこの春の新カバー曲はどれも充実したパフォーマンス。
まきボーに今のハコムスの「シャボンのため息」を聴いて欲しいくらい。
ユニット曲、まずは阿部かれん・星里奈による大人っぽい「シーサイド・セッション」(内海和子)。
次に、我妻桃実・井上姫月・寺島和花によるポップな「ポップコーン畑でつかまえて」(おニャン子クラブ)。
最後に、吉田万葉・塩野虹・戸羽望実によるKawaii!な「Please tell me Mr.朱」。
三者三様のカラーが出来上がっていて、ユニットの組み合わせは違うけれども、この4−6月の「ハコムスペナントレースNEXT」で磨き上げた個人の魅力が際立っていた。
特に僕の大好きな「ポップコーン畑でつかまえて」は、初披露の時は我妻桃実が牽引するような印象が強かったけれども、今日は井上姫月と寺島和花の楽しそうなパフォーマンスが目について、まさに「3人組ユニット」という感じだった。
劇団ハコムス「エトワールを夢みて」、MV初披露
ここからは、ハコイリ♡ムスメらしい、演劇と楽曲を組み合わせた「劇団ハコムス」。
先月は仕事で観ることができず、血の涙を流した劇団ハコムスでの「エトワールを夢みて」。
主役を夢みて切磋琢磨するバレエ少女たちの物語を描いたもの。
ファーストコンサートという大舞台に向かうハコムスの今の状況と完璧にシンクロしたストーリー。
主役を巡るバトル、配役の結果を受け止めきれずに起きる不協和音、そして先生の指導や友人の励ましで、心を一つにしていく仲間たち・・・
見ているうちに涙が出て来そうになった。
ぽにょとかれんちゃんのアドリブが、吉本新喜劇ばりの笑いを誘っていたのも、いまもハコムスのいい雰囲気が出ていたと思う。
ちょっと皮肉の効いたユーモアは、鉄戸さんのお家芸みたいなところがあったけれども、鉄戸卒業後は、我妻・阿部のコンビからあの「空気」を感じることができて、そんなところも感動してしまった。
そこからの「エトワールを夢みて」の披露と、その「エトワールを夢みて」のMV初鑑賞。
冒頭、自由が丘某所のおしゃれな街。
なんというかQlairの曲の世界に出て来そうな小洒落た一角。
そこでメンバー一人一人が歌割りに合わせて登場し、日常が描かれる。
間奏で、バレエ衣装でのレッスン風のイメージ映像(4−6月定期公演のオープニングで使われているカットの一部)が挟み込まれ、2コーラスからは、ロケ地を横浜市開講記念会館のステージに移して、「発表会本番」のダンスシーンへ。
クラシカルなホールのステージでスポットライトを浴びて踊るハコイリ♡ムスメのメンバーの姿の美しさ。
MV自体も完成度の高いもので、ハロのMVみたいというか、メジャー感が凄かった。
リンクを貼って紹介したいところだが、Youtubeでの公開は数日後になるということで、また後日のお楽しみ。
MV上映後は、初めて完成版を観たメンバーが感動して感想を発表するターン。
そう、アイドルネッサンス部ならこれ自体がメインコンテンツになるところ。
だが、その感想戦よりもロケ当日の裏話の方が盛り上がるのが、いかにもハコイリ♡ムスメ。
撮影日当日は、2箇所のロケ地での撮影の間にライブ2本を挟むというハードスケジュール。
その合間に入ったファミレスで、運営や大人組の目の届かない席になった「子供組」が、節度なく料理や飲み物を注文しまくって、驚くような金額になってしまったという・・・目に浮かぶようなエピソード。
ちなみに、我妻・阿部の大人組はそれぞれ一品しか頼まなかったそうで、この辺の組み合わせによって「暴走」しちゃう子供組が面白すぎる。
「夏を待てない」のカバー初披露、そしてイベント告知
ここからはライブ終盤。
セトリは、春から初夏を思わせる楽曲にシフト。
「眩しくて」(Qlair)、から「あのコによろしく」(ribbon)、そして今日初披露の「夏を待てない」(国生さゆり)。
「ノックミー!」のところで、まさにノックするような振り付けの夏曲。
この夏のフェスや野外イベントで活躍しそう。
告知では、7月10日発売の「エトワールを夢みて」リリース、7月29日のファーストワンマンのほか、新しいイベントの告知も。
8/11(土) :シナモンと一緒だモンッ〜夏休みのムスメたち〜 in サンリオピューロランド
(閉園後、園内で特別撮影会アリ!)8/12(日):ハコムス納涼祭 in ミハマニューポートリゾート
(浴衣+生バンド(スカーフェイス)ライブ、縁日)
ということ。
お盆の時期だが、独自イベントでファンを楽しませようとする企画力、素晴らしい。
最後はこの春のセトリでレパートリーに加わった「friend」(アイドリング!!!)。
今のハコムスのメンバーの「絆」を感じられる良曲だと思う。
以上、2時間を超える充実公演だった。
この定期公演は月次開催だが、7月分としてはファーストコンサートがあるので、次の開催は8月になる模様。楽しみ。
特典会・ファーストコンサートチケット引き換え
特典会では全員握手の後、戸羽望実ちゃんを撮影。
プリンセス感すごい。
そして、今日から始まったファーストコンサートのSS席・S席のチケット引き換え。
行列の最後の方だったけれど、残っていたものを上から引いたらいい席だった。
残り物には福がある、的な。
A4版の写真に全員サインももらって、今日は大満足だった。
(セットリスト)
1 ティーンエイジ・セレナーデ/里中茶美
自己紹介
2 シャボンのため息/宮前真樹
3 お願い神さま/Qlair
<ユニット曲>
4 シーサイド・セッション/内海和子(阿部・星)
5 ポップコーン畑でつかまえて/おニャン子クラブ(我妻・井上・寺島)
6 Please tell me Mr.朱/河合その子(吉田・塩野・戸羽)
<劇団ハコムス>
7 エトワールを夢みて/ハコムス
MV初披露
8 眩しくて/Qlair
9 あのコによろしく/ribbon
10 夏を待てない/国生さゆり(初披露)
告知
11 friend/アイドリング!!!