ロンドンやNYと同じように『オペラ座の怪人』と『ウィキッド』は常時上演しているようなミュージカル都市東京になって欲しいけど、劇団四季をもってしてもなかなかそうはいかない。
去年1月は四季劇場秋に3回観に行ったが、その後はまあ色々あっていけないうちにファントムは大阪に旅立ってしまった。
追いかけるようにして今回は大阪四季劇場へ。
梅田駅からほど近いエリアにあってアクセスもいいので遠征での観劇にも向いている劇場。
昨日が日本上演の初演から34年ということで、不朽の名作、古典になったと言っても過言ではないだろう。
今日は、岩城ファントム、海沼クリス、加藤ラウルというキャスト。
海沼クリスは、本当に劇場を支配するような圧巻の歌唱力。
特に、第一幕のクリスとラウルの二重唱「オペラ座の屋上」が至高だった。
加藤ラウルの貴公子感が凄い。あれにはさすがの怪人もガチで心折れるレベル…
屈折したコンプレックスの中に静かな狂気を滲ませる岩城ファントム。
マチネとは思えないほどの熱いスタンディングオベーションとカーテンコール。
大阪まで遠征した甲斐があった公演。最高だった。