昼にキタで劇団四季を楽しんだ後、夜はミナミで吉本を楽しむために難波へ。
初めて行くなんばグランド花月。
老若男女、ファン層が幅広くて、そして家族連れがカジュアルに来ている感じ。
GW初日ということもあってか完売御礼。完全な満席。
ぼる塾の和やかな雰囲気で始まり、最近勢いを感じる見取り図、そして会場が沸いたのがミルクボーイ、和牛。
ミルクボーイと和牛は、時流に合ったネタを広範な客層に届けるという意気込みを感じさせ、それを舞台の上でずっとテンションを上げ続けていて、まさに「脂がのっている」という表現がぴったり。
僕自身も含めてだけど、まさに客席内で爆笑が続く感じというか。
西川きよし、オール阪神・巨人のベテランも、年配層に刺さる「昭和からの伝統ネタ」を中心に据えつつ、会場の反応を見ながら、幅広い年齢層、特に子供向けにサービス精神を発揮していた。
西川きよしは、「吉本創業110周年」に触れて感謝の気持ちを伝えたり、今日の「完売御礼」と対比させる形でコロナ禍の去年の閑古鳥の泣いていた劇場の苦しい時代を振り返ったりして、「お笑い」の要素も入れたスポークスマンという感もあった(良い意味で)。
なんというか、よしもとの劇場に行って笑うというエンタテインメントが、まさに「文化として根付いている」と感じた。
これだけの豪華メンバーが見られて、お腹の底から笑えて、2時間以上楽しめて、それで一番高いチケットでも4000円という。
財布の紐とが固いと言われることもある大阪でも、これはウケるなあと思った。
チュートリアルは、最近はTVでは見れなかったので貴重な鑑賞体験だったけど、お金をネタにした自虐的なボケにツッコミを入れる的なトーンで、まだ禊の途中なのかなという感じ。
後半は、吉本新喜劇。
これも、ちゃんと生で見るのは初めてだったけれども、ベッタベタなお笑い設定の中に、ベッタベタなキャラクターが次から次へと目まぐるしく展開して、でも、あざとくないギリギリの「人情味」でホロリとさせてくれるという。
今日見たのは、すっちーのプロデュースだったのかな。
池野めだかの見せ場もあってまんまとハマってしまった。
後日、毎日放送でオンエアされるということだった。
そりゃあお笑いの文化も根付くなと思った。
東京に行ってからも、よしもと見に行ってみるかと思わせるくらいよかった。
笑うと健康になるというのも実感できた。
こんな時代だからこそ、あまり考えすぎて深刻な顔ばかりしてたんじゃ心身にもよくないよね、きっと。
ありがとう、よしもと。