8/9-10の二日にわたり、RYUTistは「27時間りゅ~すとり~む」を行った。RYUTistの運営はいつも動画配信を巧みに活用しているが、僕は、目玉となる3周年記念ワンマンライブを生で観たくて、新潟古町に行ってきた。
古町はどこもかしこもRYUTist一色。
会場にはナカG先生によるホワイトボードへの直筆イラスト。
RYUTist物販ブースにはこれまでのジャケットがポスターとして展示されている。
ナカG先生のイラストやメンバーの描いた絵がバッジになっていてガチャで売っている。むうたん出なかった。
メンバー全員のサイン入りポスター。在庫些少につき即購入。
MARQUEEの特集「私のお気に入り、ドロシー」にも寄稿したRYUTistの「のんの」こと佐藤乃々子ちゃんのグッズをコンプ。
と、ここまでは、まるでグッズ厨のようだが、本命はあくまでライブ。
RYUTistの拠点・古町7番町のNSGスクエアビルには、3周年記念ワンマンライブを見ようと、約200人の観客が押し寄せた。ここはもうRYUTistには手狭なのではないかと思われるほど。
ファン一同からのお花。
ファンから寄せられたメッセージ(本当はもっとたくさん)。
ライブ会場はもう文字通りパンパン。TVカメラも3台入っている。古参のファンの方に場所を譲って頂き、段上のセンターのポジションを確保。ありがたい。
やたらかっこいい出囃子に乗って、RYUTist登場。新曲「Wind Chime~街のトンネル~」のジャケットと同じ新衣装。白のトップスにギンガムチェックのスカート。
冒頭から名曲「Zero and Perfect Moon~変わらない想い」「RYUTist!~新しいHOME~」「夏の魔法」を畳みかけるように。キレッキレのダンスと力強いボーカルのハーモニーは本当にRYUTistの魅力。
続いて「哲学するのだ」が始まってワンコーラス終わったあたりで別の曲に。メドレー!「哲学するのだ〜嵐は日曜日〜どっぺり坂〜Bitter Pain, Sweet Revenge〜哲学するのだ」と最後また「哲学するのだ」で終わるかっこいいメドレー。素晴らしい。
りゅ~すとり~むを振り返るMCに続いて、ミルクつながりで「カラフル・ミルク」と「ミラクル・ミルク」を。この振りつけはかわいいので、観ていて微笑ましい。
「Arrivals and Departures」「リタルダンド」と来て、「次で最後の曲です」という紹介の後に、「Beat Goes On!~約束の場所~」を。これはもう泣ける展開。
曲が終わってメンバーが退場するも、場内には「RYUTist!RYUTist!」とアンコールを求めるファンの歓声が響く。
しばらくして、メンバーが登場。時間がかかったので着替えてくるかと思ったら、衣装は変わらず、上に真っ黒なベンチコートを羽織っている。
これは「冬の野外のステージで冷えないように」というファン一同からのプレゼント。背中に白地でRYUTistのロゴ。小さくメンバーの名前。
メンバー一人ひとりから観客席に挨拶。スタッフやファンへの感謝の気持ちに加えて、新潟を大事にしながらさらに上を目指して行きたいと、4年目の決意が語られた。
ここからアンコールで新曲+カップリングを披露。ホーンセクションが華麗なダンスチューン「ハックルベリー」、かわいらしいポップス「チュララ」、そして、スケールの大きさと包容力と強い意志を感じさせる「Wind Chime~街のトンネル」。激しいダンスを踊りながら、ボーカルでは3声でのハーモニーに挑戦している。名曲だけれども、それを伝えようとするメンバーの姿勢が素晴らしい。
最後は「ラリリレル」で大団円。メンバーとファンで一緒に「ラリリレル、バッハハーイ!」を唱えて感動。これで1000円とかとんでもないバーゲンプライス。
(セットリスト)
1.Zero and Perfect Moon~変わらない想い
2.RYUTist!~新しいHOME~
3.夏の魔法
4.3周年メドレー
5.カラフル・ミルク
6.ミラクル・ミルク
7.Arrivals and Departures
8.リタルダンド
9.Beat Goes On!~約束の場所~
(アンコール)
en1.ハックルベリー
en2.チュララ
en3.Wind Chime~街のトンネル~
en4.ラリリレル
続いて、27時間のグランドフィナーレを迎えるべく、古町モールのステージに移動。
ここには新潟県内のアイドル勢が集まっている。Angel Generation、principal!、がんぎっこ、みるふぃーゆ♡tea。Negiccoはフェスに出ていて不在だが、この層の厚さは圧巻。そして、これだけのアイドルを集められるRYUTistは凄い。
各アイドル1曲ずつ披露した後、RYUTistもステージへ。
他のアイドルも一生懸命パフォーマンスをしているのが分かるが、こうして一緒に観ると、RYUTistの場合、パフォーマンスのレベルの高さはもちろん、立ち居振る舞いの品格と清潔感が抜きん出ていて、他の新潟のアイドルからもリスペクトされている感が凄かった。
そして17時のカウントダウン。ブリカツ君らのゆるキャラも集まってお祝い。。
RYUTistによるグランドフィナーレ。アンコールがあり、最後は「若者のすべて」。
終了時には、がんぎっこのファン一同から花束が贈られた。
RYUTistのメンバーカラーに合わせて、花束のラップの色はもちろん、プレゼンターの衣裳の色まで合わせているとか、粋な演出。
ステージ終了後、新潟先行発売の「Wind Chime!~街のトンネル~」のCDを購入。Negiccoのプロデューサーのconnieさんよりちょっと後ろに並んでフライングゲット成功!
メンバー一人一人に声をかけ、サインをもらう。
のんのにはMARQUEEの「私のお気に入り、ドロシー」に寄せた文章を読んだこと、RYUTistもドロシーのように僕に感動を与えれくれたことを話した。とても喜んでくれた。
RYUTistは、歌う楽曲を完全に自分のモノにして、ステージパフォーマンスを通じてメッセージを伝えてくる。
MARQUEEの「私のお気に入り、ドロシー」でリーダーののんのは、楽曲を通して仙台の魅力を伝えてくるドロシーリトルハッピーの姿に学んだとしてこう書いている。
Doroty Little Happyさんは私達の憧れです。(中略)RYUTistを通して新潟を知ってほしい。私達が感動したように観ている方が楽しんで頂けるライブをしたい。リーダーとして一番大切にしようと思ったことを教えて下さりました。
「地元を大事にしながらも上を目指す」という姿勢において、先行者であるドロシーが歩んできた軌跡を見ながらRYUTistは進んでいるように見える。全く同じではないにせよ。
だが一つ言えるのは、RYUTistは「上を目指す」という向上心が「パフォーマンスを磨く」という自己研鑽を通じて、他にない世界を創り上げている。今日の3周年記念ライブでそのことを確信した。
この実力に応じた人気を獲得して、パフォーマンスのクオリティに見合ったもっと大きな舞台でもっと多くの人に伝わることを願わずにはいられない。
地元を大事にしているのでなかなか東京に来ることのないRYUTistだが、8/14-16の3日間、タワレコの横浜・新宿・渋谷でイベントを行う予定。Ustだけでは捉えきれないパフォーマンスを観ることができる。この貴重な機会を逃す手はない。