新潟にNGT48

新潟にNGT48が出来ることが発表された。

3月に一期生オーディションを開催し、10月1日に新潟県に劇場がオープンする。AKB48SKE48NMB48HKT48に続き、「NGT48」は国内5つ目のAKB48グループ。また国内新グループは、福岡県・博多を拠点にするHKT48が2011年10月に発足して以来、4年ぶり。

なぜ新潟なのか。それはアイドルが多いのに、スクールが少ないからではないかと思う。

今やNegiccoRYUTistも新潟を代表するアイドルだが、若手を育成するスクール機能と結びついていない。Perfumeに憧れて広島アクターズスクールに入る人、ドロシーに憧れてステップワンに入る人がいる中、新潟のアイドル志望者はどこに行けばいいのかという観点で考えたときに、オーディションとレッスンとステージを与えてくれる48Gの進出を朗報と考える層は必ずいるだろう。

だから小5から募集するNGT48は新潟アイドルの裾野の強化につながるだろう。と同時にまた新潟県民が自前のアイドルを一層推すきっかけになる可能性もあると思う。

最初はAKB等の有名メンバーを兼任にするだろうが、NGT48の育成と本格稼働には時間がかかる。時間軸と対象年齢と活動範囲を考えれば「秋元康Negicco潰し」という反応は短絡的。もっとも新潟県民の多くがそう思えば、地元でのNegiccoの支持率は高くなるだろう。

Negiccoの楽曲を手掛けるconnieはこう呟いた。

…ん!あの某グループさんが新潟進出!?これはチャンスかもしれないですよ…

48Gの新潟進出を「チャンスかもしれない」と捉えるconnie さんの直感は僕が言っている意見と異ならない。鍵は「ピンチにせず、チャンスに変える」運営ができるかどうか。向こうも真正面からぶつかってくることはないだろうから、差別化と棲み分けができれば、共栄共存の可能性もあると思う。

Negiccoのファンの間には、NGT48について芳しい反応のない方が多数派のようであるし、中には「ファンが重ならないので影響はない」と言い切る声もある。しかし、もしメディアが「新潟アイドル戦争~Negicco対NGT48」みたいに取り上げてくれるのなら、それはNegiccoにとってまたとない絶好のチャンスではないかと僕なら考える。その可能性をファン自らが潰すことに意味はない。煽りがあれば無視せずに受けて立つ、くらいの気概でいたらいいのにと思う。