京都なう

なぜこんなにも京都は僕を落ち着かせるのだろう。余所者ばかりのまちで僕も余所者だからだろうか。伝統のある街だが余所者に優しい。まるでロンドンのような居心地。

さて。今日を振り返ろう。

東京駅発のぞみ205号で京都へ。到着は10時前。地下鉄で京都御所へ。実は初めて。壮大なスケールに感動。
続いて、京福嵐山鉄道で嵐山へ。家と家の間を走るさまはまるで江ノ電のようだ。地下鉄と共通の一日きっぷを買ったので乗り倒そう。

渡月橋でお昼くらいになりコロッケを買う。究極のファーストフード。
ここで時間節約のため今日最初のタクシー。祇王寺までと言ったところ、ドライバーに愛宕念仏寺を薦められる。810円。行ってみると誰もいない閑散とした寺。これがバンコクなら詐欺とか強盗を疑うレベルだが、京都ならしょうがない。
そこから化野念仏寺に寄ってぶらぶら歩きながら祇王寺へ。京都は良いところだが、お寺に入るたびにお金が減っていくなあ。
そこから二尊院、常寂光寺というお決まりのコース。今年は紅葉が遅いのだが、少し赤くなっている兆しは見える。
竹のトンネルをくぐって再び京福嵐山鉄道で今度は龍安寺まで。石庭が美しいところ。人が多く、大声も聞こえるため、悟りを開くとかいう感じではなかったが、それなりに癒された。
歩いて仁和寺へ。庭がとても綺麗で境内も落ち着く。これは絶対にお勧めだ。また来たい。
そこで再びワープのためにタクシー利用で金閣寺へ。あまり好きではないと思っていたが、今回、金閣寺の魅力が伝わってきた。美しい。きらびやか過ぎるきらいはあるが、造形の美は只者ではない。これは絶対に見る価値がある。絶対にだ。タクシーを利用してもだ。

この時点ですでに午後4時。空が暗くなり始めている。今日最後のポイントに近場の北野天満宮を選ぶ。だが、受験生でもない僕にとってはここへの参拝には必然性はなかったかもしれない。
律儀に嵐山鉄道で四条大宮に戻り、そこから阪急で四条烏丸へ。フランソワに入る。ケーキセット。相当旨い。そしてウェイトレスのストイックな制服も美しい。クラシックの音楽も落ち着く。ここはよいカフェだ。


続いてソワレに。カフェのハシゴはあまりしないが、フランソワがあまりにも良かったのでなんとなく勢いで。だが、ソワレの店内にはマジックがなかった。看板メニューのミルクゼリーはユニークだし、店内のブルーの明かりも個性的だけれども、音楽もない店でなんとなく落ち着かず。


そこから祇園に出て少々散歩。なかなか落ち着く。ここにずっといたい。
といいながらも、ケータイの電源が切れてしまったので、充電しつつブログをしたためにネットカフェに。twitterするのも難しいものだ。そして、僕はブログに頭の中身を吐き出さずには一日が終えられないのかもしれない。

とまあ、なんだかとりとめのない記録だが、これも旅の高揚ゆえだろう。さて、これからホテルに行って風呂入って寝ます。明日も朝早いし。奈良を回って、夜また四条河原町に寄る予定。ではおやすみなさい。