椎名林檎SONGS第二夜

7月1日放送の椎名林檎SONSG第二夜(SONGS|これまでの放送|弟96回 椎名林檎 第二夜)を観た。感想を書く機会がなかったので、ちょっと時間が経ったが簡単に。

まず、セットリスト(タイトルのみ、奏者は文末に)。

1.密偵物語
2.流行
3.歌舞伎町の女王
4.旬

新作3曲に、代表曲1曲という絶妙のブレンド。「密偵物語」はスパイ映画風、「流行」はラップだが、音楽のテーマに合わせたビジュアルのイメージが強烈。この曲はこういうことを歌っていたのかというのが改めて分かった。椎名林檎の頭の中では、サウンドとビジュアルがもともと一体になっているんだろう。この映像を観てからアルバムを聴くと、他の曲も含めて映像が見えてくるようになった。なんか不思議。

それから、彼女が敬愛する松尾スズキとの対談というか、福岡デート。創作をめぐるやりとりでは、椎名林檎の方がむしろ自然に見えた。キャラを作ってくるかと思ったが、想像以上に肩の力が抜けていて、個人的には好感度が上がった。

ちょっと気になったのは「歌舞伎町の女王」を歌うときにも肩の力が抜けていて、往年のケレン味が薄れていたと感じたことか。巻き舌でとは言わないけれども、この曲の場合「女王」と名乗るのには半ば虚勢が入っているはずだから(本当に女王になってしまった林檎嬢の場合はもう虚勢とは無縁かもしれないけど)。

以下は、各曲の奏者リスト。

備忘録までだが、いずれも実力派揃い。

●密偵物語
(Cond)斎藤ネコ
(Org)市川 秀男
(FB)障汾・@健司
(Dr)河村“カースケ”智康
(EG)古川 昌義
(L.Prerc)三沢 またろう
(Vib)浜田 均
(Tp)西村 浩二
(Tp)木幡 光邦
(Tb)村田 陽一
(Alto Sax)ボブ・ザング
(Tenor Sax)庵原 良司
(Baritone Sax)山本 拓夫
(Fl) 高桑 英世
(ダンス) 斉藤美音子・金子あい(イデビアン・クルー)
(振付) 井手茂太

●流行
(WURLITZER)ヒイズミマサユ機
(Dr)航
(WB)Nirehara Masahiro
(MC)坂間大介(Mummy−D
(EG)竹内朋康 
(ダンス) 斉藤美音子・金子あい(イデビアン・クルー)
(振付) 井手茂太

歌舞伎町の女王
(EG)名越由貴夫
(EB)キタダマキ
(Dr)白根賢一
(Key)堀江博久 
(AG)藤田顕

●旬
(Arr/Cond)斎藤ネコ
(Pf)市川 秀男
(WB)障汾・@健司
(Dr)河村“カースケ”智康
(Strings)グレート栄田 ストリングス