Nitro Plus(ニトロプラス)の『天使ノ二挺拳銃』をプレイした。
- 出版社/メーカー: ニトロプラス
- 発売日: 2005/01/28
- メディア: CD-ROM
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主人公は天使。名前はヴィム。人間に興味津々。となれば、ヴィム・ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』を思い出す。が、ニトロのことなので、徹底した鬱ゲー。死にたくなるような鬱ゲー。
3通りのエンディングが用意されているが、どれもハッピーエンディングではない。しかも、途中の描写は陰惨を極める。主人公は天使なので、人間界の醜い行為を止めることができないという設定になっていて、ひたすら傍観者になるしかない。ある意味、究極のマゾヒズム。ヒロインが悪魔のような人間達の手に落ちようとも助けることはできない。こんな人間を守るべきなのか。『デビルマン』と同じ主題だ(しかも、エンディングの1つのラストは、白い天使と黒い天使が闘いを終えて海岸で…というものだ)。
原画は中央東口。クールな男性も、可憐な美少女もきれいだ。で、シナリオは、むーたろう / 小形修一。大好きな虚淵玄ではない。
うーん、僕はニトロプラスが好きなのではなく、虚淵玄が好きなのだということを改めて実感した。そして、ゲームをする時間は限られているのだから、プレイする価値のあるゲームをした方がいいということ。次は何をやろうか。