『"文学少女"と繋がれた愚者』

学園モノならではの文化祭での「劇中劇」。劇中劇ならではの虚実の入り混じった告白と、ドラマツルギーとともに問われる事故の内面。これまでクールな脇役だと思われていた芥川君のダークな一面がついに明らかになる。そして、それにつれて浮かび上がる主人公・心葉の過去…

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

今回は武者小路実篤の『友情』を通奏低音にしているのだが、それ以外にもさまざまな文学作品の断片がちりばめられている。文学好きにはたまらん展開。そしていよいよ次巻では"美羽"が登場するのか…