『"文学少女"と飢え渇く幽霊』から『嵐が丘』に入るってどうなんだろう、と自問しつつ読了。これは時代を超えた傑作だと思った。
- 作者: エミリー・ブロンテ,鴻巣友季子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06
- メディア: ペーパーバック
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ある日、嵐が丘の旧主人アーンショーが身寄りのない男児を哀れに思い、家に連れて帰り、ヒースクリフと名づけた。ヒースクリフはその家の娘キャサリンと仲良くなるが…
たとえば『ジョジョの奇妙な冒険』のジョスター家とディオは明らかにこれを踏襲している。そして、キャサリンとその娘のキャラクターは、ハルヒのようだ。要するに現代のさまざまな作品が『嵐が丘』にインスパイアされている。優れた古典ということだろう。19世紀半ばの作品でありながら、少しも古くならない。
食わず嫌いをしていて損したと思った。こんな傑作ならもっと早く読んでおけばよかったと思う。そういう意味では、『文学少女』に改めて感謝!
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 文庫
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