『ハリーポッターと謎のプリンス』の原書を読んだ。
Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK) Adult edition
- 作者: J. K. Rowling
- 出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: ペーパーバック
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(以下ネタバレあり)
まず邦題だが、これは本来『混血のプリンス』でなくてはならない。そうでなければ、謎解きの楽しみが半減するからだ。
謎解きとは、つまり、"Half-blood Price"とは一体誰なのか?というのを中心に、Snapeは敵なのか味方なのか? 父親がアズカバン送りになって不穏な動きをしているDracoは何を企んでるのか? Voldemortの力の鍵となるHorcruxesとは何か? Voldemortの弱点は何か? などなど。最後まで読んでも、まだ疑問が残る。すなわち、R.A.Bとは誰か? 残るHorcruxesは何なのか?など。
サイドストーリーには、Harryの精神的成長、Dumbledoreの老い、RonのHermaionieに対する恋愛感情、HarryのGinnyに対する想いなど盛りだくさん。そしてもちろんこの巻の最大の山場は、Voldemortに命じられてDumbledoreの命を狙いに来るDraco、そして「破れぬ誓い」ゆえにDracoの後見人として使命を果たすSnape、そして「Severus, please…」と言い残して絶命するDumledoreだ。
最後の章はDumledoreを失ったHogwartsの悲しみと喪失感が描かれる。両親に始まり、Sirius、そしてDumbledoreまでを失ったにHarryはGinnyにも「僕と一緒にいない方がいい。Voldemortとの闘いに君を巻き込みたくないからだ」と告げる。しかし、Ginnyは「だからこそ一緒にいたい」と言う。いや、本当にGinnyは強くなったよ。
さあ、数多くの謎を残して最終巻へ。和訳が出るのが来年7月ということだがもちろん待ちきれない。このままの勢いで原書でフィニッシュしよう。