"Harry Potter and the Order of the Phoenix "

約950ページを1ヶ月強で読了。分厚いので持ち運びに苦労しながらの読書だった。以下ネタバレあり。

Harry Potter and the Order of the Phoenix (UK) (Paper) (5) Adult Edition

Harry Potter and the Order of the Phoenix (UK) (Paper) (5) Adult Edition

映画では相当端折られたエピソードが満載。RonとHermioneがPrefect(監督生)に選ばれて、自分が選ばれないHarryの苛立ち。あるいは、Choとのぎこちないデートの場面。そしてChoのHermioneへの嫉妬、Harryへのあてつけ。Luna Lovegoodのお父さんが反権力ジャーナリストだという事実。Ginnyがクィディッチでも恋愛でもしっかり者な件。あ、Ronがクィディッチで成長する場面も泣ける。

そして何よりも神秘部での決戦におけるNevilleの大活躍ぶり。Neville凄いよ。あと最後に、映画では妙にあっさりと流されたのだが、ラスト近くでSiriusが消えた後のHarryの喪失感が丁寧に描かれていた。DumbledoreとHarryの対話が秀逸。Harryは最初から最後までキレっぱなしだった。Dumbledoreに対しても怒ったり拗ねたりしているし。

いずれにしてもようやく映画に追いついたが、このシリーズは映画ではなく、原作を読まないといけないなあと実感。原書なら「我輩」とか「俺様」とか妙な日本語も出てこないし。

映画のよいところを探すと、Luna Lovegoodの存在感か。個人的にはその分Ginnyが割りを食ったのが残念だけれども。