新庄の秘密が明らかに〜『終わりのクロニクル(2)』

上下巻合わせて800ページを超える(2)を本日読了。今回は、Low-Gと2nd-Gとの交渉を描く。「名前が力を持つ」世界との戦いという設定。日本の神話と絡めた謎解きは、なかなか面白い。

主人公である佐山の悪役キャラクターにますます磨きがかかってきた。また、謎めいた新庄の秘密がこの巻で明らかになる。

イラストはやはり萌え系で、硬派な小説の内容からするとちょっと脱力だが、この力の抜け加減こそが『終わりのクロニクル』の「味」なのかなあと思い始めてきた。