嵐のような一日

長い一日のはずだったけれど
なんだかとても短く感じた。
ずっと走っていたように。

僕のちっぽけな頭の中に
なんだかまだ船酔いのような
しびれるような余韻が残っている。

全速力で疾駆した日中の残留思念が
夜になってベッドに入ってからも
いつまでも止まらない反響音のように
頭の中で鳴り続ける。
低く、小さい音で。

何かが終わり
何かが始まる。
もう10月だ。