ナンバタタン・ノ・ズレテルナイト vol.4@渋谷 O-nestにNegicco出演

南波志帆タルトタタンの「ナンバタタン・ノ・ズレテルナイト」。今夜のゲストはNegicco。当然、ソールドアウト。Negiccoの勢い止まらず。

「君の瞳に恋している」的な出囃子から、Negicco登場。白いシャツに黒のジャケット。いきなり「さよならMusic」来た!このNONA愛あふれる曲を渋谷の最初に持ってくるとは。絶妙!

続いて「愛のタワー・オブ・ラヴ」。土曜日の渋谷の夜に相応しい、クールだけど確かなグルーヴ感。今日のメンバーはみんな都会的に見える。O-nestは音がいいハコだ。低音が籠ることなくズンズン来ている。LOOPも2.5Dもいいけど、ここの音のヌケの良さは格別ではないか。

そのまま止まらず「相思相愛」へ。さっき渋谷タワレコでtofubeatsの新作買ってきたところなのでこれまたうれしい選曲。フリマネしたり、「そーし、そーあい!」って叫んだり。

畳みかけるように「Negiccoから君へ」へ。キレキレのダンスが、O-nestの幻想的なライティングに映える。

続いてぽんちゃが「ネバー・ギブアップ・ガール!」と曲名を間違った「ネガティヴ・ガールズ!」へ。途中の台詞パートで、「なかなか上手くいかないよね」(Nao☆)、「タイトル間違えました、すみませーん!(笑)」(ぽんちゃ)、「wwwでも元気だしてこ!」(かえぽ)のアドリブ展開で、ぽんちゃのドジっ子っぷりを二人がフォロー。今日にアウラはここに宿った。そして「Shout to the top」なアレンジの通奏低音は、このあとの南波志帆にもタルトタタンにも繋がっていく。

そして、待ってましたの渋谷系王道小西先生作の「アイドルばかり聴かないで」キター。「ざんねーん!」の声がハコ中に響き渡る。すごい。新宿タワレコのリリイベとはまた一味違う、音楽好きな人向けの選曲にしびれる。

そこから「圧倒的なスタイル」。「ZIP!」でNegiccoを紹介した立役者・竹中夏海先生、今日、観に来ていたらしい。そしたらもちろんラインダンス。会場の酸素が薄く感じられるくらいの盛り上がり。僕の両隣の人、Negicco初めてだったみたいだけど、えらいノリノリだった。そこから間髪入れずに「パーティーについて。」を。まるでクラブに来たかのように音楽が止まらない。

最後に、最新シングルの「ときめきのヘッドライナー」を。これは先週のリリイベを思い出させる、いや、それ以上の熱狂っぷり。メンバーもガンガン煽る。煽られる俺ら。Negiライト振り回す。「きみをまーつ!」でかえぽのレス来た!(と思いこみかもしれないけど)。完全燃焼。今夜も。

Negiccoはゲストだったので出番は最初だったけれども、明らかにヘッドライナーな盛り上がり。最初からクライマックスだぜ!的な。歌にもダンスにも自信がみなぎっていた。そして、MC一回を除けば、ほぼノンストップ。怒涛のクラブチューン仕様!

Negiccoが引っ込むと南波志保、タルトタタンが相次いで登場。Negiccoの音楽とは相性のよい組み合わせ。特に、南波志保の最初の曲は「ネガティヴ・ガールズ!」につながりそうな雰囲気。声の質とか、練られたMCとか、一人なのにステージを所狭しと動き回るところとか、実に印象的だった。タルトタタンは、アイドルの最初期を思わせる素朴な雰囲気。

3組のパフォーマンスが終わると全員がステージに出てアンコールに応える。tofubeatsの『lost decade』を全員で歌う。ほのぼのする光景。Nao☆ちゃんのヒゲダンスや、ぽんちゃのはじけた笑顔、メモを見ながら歌うかえぽ、みんなかわいい。それにしても、「どきどきする瞬間 きっと忘れないで」って歌詞刺さる。

ナンバタタンは、出演アーティストの楽曲や雰囲気がお互いに響き合っていた。そして、Negiccoも今夜はアイドルというよりもアーティストという感じの楽曲だった。密度の濃いセトリに、Negicco渋谷系の正統な末裔にあることを再認識。素晴らしいライブだった。

終了後、Negiccoの握手会へ。タワレコの峯脇社長、来てる。かっこいい。ってそれはそれとして、メンバーみんな元気そうで何より。こちらも元気をもらった。ナンバタタン、最高だった。Negicco、最高に輝いていた。