終戦直後の長崎を舞台に始まり、イギリスに移住した主人公が娘を相手に当時を回顧する形で物語が進んでいく。
主人公視点でありながら、ずっとどこかに緊張した空気が続き、ストーリーテリングへの違和感が少しずつ大きくなり、終盤は唸らされるラスト。
小説を映画化した作品だが、映画ならではの見せ方が凄い。
広瀬すずの演技力にまたしても感服。
二階堂ふみの神秘的な佇まい、吉田羊の英語での奥深い演技も見どころ。
どうでもいいけど、「この場面、群馬の伊香保温泉街っぽいな」と思ったら、エンドロールでやはりそうだったことを確認。