80年代に『キャッツ』、『オペラ座の怪人』と、超弩級のミュージカル音楽を世に送り出して、その名声を不朽のものとしたアンドリュー・ロイド・ウェバー。
70歳を前にして『スクール・オブ・ロック』のミュージカル音楽も手がけ、まだまだ才能の溢れているところを示した。
ブロードウェイでは2015年が初演だが、ここトロントでは一昨日から公演が始まったということで、早速足を運んで来た。
ストーリーは2003年のアメリカ映画に忠実で、同居人にオファーが来た学校教師のポストを受けたデューイが、名門校の子供たちにロックを教え、子供たちはその過程で抑圧していた自己を発見し、表現するという内容。
バンド演奏のシーンが全て生演奏というのもエモーショナルだが、デューイの熱さに感化されて、子供達も自分自身を解き放つように演奏するところが感動的。
感極まって、終盤は涙無くしては見れなかった。
こういうミュージカルが日本でも見られればいいのにと思うけれども、なかなか難しいのかな。
子役はどの俳優も存在感があったが、個人的に気になったのは、しっかり者のマネージャーであるサマー・ハサウェイを演じたSAMI BRAY(10歳)。
惹きつけるものがあるので、これからどんどん大舞台に出て行ってほしい。
(終演後に特に特典会はなし←)
時間があったら、また観たいな。