「つりビット売れた!」ー
その光景は、運営の餃子さんと僕が口々につぶやいてしまうほどだった。
リリイベ最終日
この日は、つりビットの7枚目のシングル「ウロコ雲とオリオン座」のリリース週最終日。
会場のタワレコ渋谷の4階は、熱気に包まれ、もうステージが見える場所がなくなるほど。
最初の曲は、デビュー曲の「スタートダッシュ!」。どんなにファンが増えても初心を忘れない、という意図かなと想像。
自己紹介のMCに続いて、メンバーのソロパートを楽しめる「釣りパーティー」。
ソロのところで、客席からメンバー名のコールが飛んだり、歌詞に合わせて「オッケー!」のコールが入ったり。
まるでライブハウスのようなテンション。
続けて、長谷川瑞センター曲の「ニガシタサカナハオオキイゾ」で、盛り上がりは最高潮。
機材の隙間から見ていた僕が手を振ると、気付いたみーちゃんが手を振り返してくれる。爆レスキター!!(たとえ勘違いでもうれしい系ヲタ)
そんな感じで、リリイベ最終日に相応しく沸きまくったところで、おなじみのテーマMCへ。
メンバーの「生まれ変わりたいもの」は?
今回は、あゆたんの出題で「生まれ変わりたいもの」というテーマ。
みーちゃん:リカちゃん人形か、中華まん。リカちゃん人形は綺麗な服を着られるから。中華まんは今見ているアニメで、○▲☆…(他のメンバーから遮られて終了)
なっちゃん:何かなー生まれ変わりたくないなー、でもね、犬!(柴犬?似てるよねーと他のメンバーからツッコミ)マルチーズかな、以上!
ちゃんあや:バービー人形(わかるー、おしゃれだし、スタイルいいしね、と他のメンバーから同意)
さくちん:神様。みんなが自分の思うように生きられるような世界にしたい。
あゆたん:雲と、チョコと、大塩平八郎。雲は形が変わって面白い、チョコは好きだから、大塩平八郎は、死んでから名前を残るからいいなって。
ミニライブ後半はタオル回し
続いて、タオル回しのカップリング曲「爆釣御礼」、最後の曲は新曲の「ウロコ雲とオリオン座」。
つりビットと言えば、イイキョクの代名詞になっているけれど、デビュー曲の「スタートダッシュ!」と最新曲の「ウロコ雲とオリオン座」の手触りが変わらなくて、しっかりとしたサウンドプロデューサーが、ぶれずに良曲を提供し続けているなと改めて思う。
メンバーが挨拶して退場した後にファンを中心にうねるようなアンコールが起きて、「バニラな空」を歌い上げる。
もう最高じゃない?って誰かに言いたくなった。
大盛況の特典会
ミニライブが終わると、つりビットのCDを求める人の大行列がタワレコ渋谷の4階を埋めている。
運営の餃子さんが僕の目の前で人数を数えていたんだけど、しまいには数え切れなくなって、「つりビット売れた」と口にしたので、僕も思わず「つりビット売れた!」とつぶやいたというわけ。
特典会では、CD1枚を買って握手に来る人が多く、家族連れだったり、外国人だったり、これはもうムーブメントという感じ
僕もメンバー一人一人に声をかけて言ったけど、みーちゃんのところで、「凄い人だね、みーちゃんが見えないくらいだったよ」と言ったら、「私はシャープさん見えたよ〜」って返してくれた。やっぱり爆レスは思い込みではなかったんだ!(ということにしておこう)
今日はCDが予想以上に売れて、「ニガシタサカナハオオキイゾ」のカップリングされた通常盤Bが枯れて、他の店舗から運んできたりとか、特典券も枯れて、急遽増産したりとか…そんな感じで握手会の列もときどき途切れていた。
そんなとき、いつものようにメンバー同士がじゃれあったり、ふざけあったり、一人一人が謎のポーズを決めたりとわちゃわちゃと時間を過ごしているつりビットメンバー。
今日はメンバーのテンションも特に高くて、ふざけてハメを外す寸前くらいまで行っていて、そういうのを眺めるのも大好きなんだけど、運営の餃子さんが見かねて「ハイ、現場は仕事です!(ビシッ)」と言って叱っていて、ファンも大爆笑。この雰囲気って、つりビット以外にはないやつだよね。
続いて、「ポスターお渡し会」が始まった。
流れ的に「鍵開け」になってしまって、勝手が分からないので、餃子さんに「どんな風にもらえばいいんですか」と聞いたら、「推しメンから受け取って」と言われたので、まっすぐににみーちゃんのところに行った
そしたら、丸めたポスターでみーちゃんから頭をポカポカ叩かれる仕打ち(真似)。
…いい思い出が出来た。これぜひまたやってくださいおねがいします。
ということで、ライブが終わってからも特典会は大盛況。この後、チェキとかメッセージ書きとかが予定されていたけれど、僕は途中で離脱。
いつか世界を釣り上げる
翌日発表されたけど、この日のタワレコ渋谷のCDランキングでは、つりビットが1位。オリコンランキングの方も、今回のデイリーでは「10位→39位→24位→30位→13位→14位」と前作の「釣り銭はいらねぇぜ」をほぼ上回って推移(前作で最終日デイリー8位となったのを除いて全日で上回った)。
この調子で行けば、前作のオリコンウィークリー21位を上回って、初のTOP20入りはまず確実ではないか、と思った。
つりビットは、今回の「ウロコ雲とオリオン座」が7枚目のシングルCD。ウィークリーの順位は「86位→62位→30位→25位→22位→21位」と着実に上げてきているけれども、「TOP20の壁」みたいなものが見えてきたところだったので、ここでその壁をブレイクするとすれば、これは大きな前進だと思う。
あと、順位に現れない「前進」ということで言うと、メンバーの体調管理。学校と釣りとアイドル活動ですごく忙しいと思う中、今回のリリイベを通じて体調不良での欠席者が出なかったと記憶しているので、これは前作とか前々作からすると大きな進歩だと思う。なんか、上から目線っぽい書き方しているけど、どっちかというと親目線で(笑)
ということで、長い長いリリイベを無事に駆け抜けて順位をメンバ上げているメンバーには本当にお疲れさま!という気持ちしかない。
また、カップリングを含めて良曲を生み出し続けて決して期待を裏切らないプロデューサーにも感謝しかない。今回で言えば、「おさかな形キャンディー」とか、なんなんですか、あのナイアガラサウンドというか、最上級のポップスは。
そしてそして、TV番組とのタイアップを決めたり、アイドルとの2マンライブを企画したり、リリイベの特典に趣向を凝らしつつ現場を盛り上げて仕切る運営にも、改めてお世話になっているなーと思った。公平な運営をしながらも、人間味があるっていうのが、つりビットの運営のいいところだよね。
ということで、リリイベの終わりはいつものように、満たされた気持ちと寂しい気持ちが同居したような感情でいっぱいになるけれども、一言で言えばこういうことかな。
「ありがとうつりビット! いつか本当に世界を釣り上げよう!」
(セットリスト)
1 スタートダッシュ!
MC
2 釣りパーティー
3 ニガシタサカナハオオキイゾ
4 爆釣御礼
5 ウロコ雲とオリオン座
(アンコール)
en1 バニラな空