2014年を振り返る

2014年は、前年以上にアイドル現場に通った一年だった。そこから見えてきたのは、来年は淘汰が進むだろうということ。

〇ベストCD(アルバム)
ドロシーリトルハッピー『STARTING OVER』
最初の曲から最後の曲まで順番に必然性があり、既存のシングル曲も含めてどこまでも内省的で自己完結した「ドロシーの世界」を聴かせてくれた。

永遠のループでも構わない―ドロシーリトルハッピー『STARTING OVER』アルバムインプレ - SHARPのアンシャープ日記

〇ベストCD(シングル)
Peach sugar snow「人魚~泡になって消えても~」
3人のメンバーのウィスパーヴォイスの表現力も圧倒的だが、小林清美先生の楽曲の持つ孤高の世界観があってこそ。ダンスの独創性も素晴らしい。

Peach sugar snow 「人魚~泡になって消えても~」 MV - SHARPのアンシャープ日記

〇ベストライブ
東京女子流@日比谷野音
最上級の生バンドをバックに、小西彩乃の劇的な復活。そこに「夏の夜の野外」という魔法が加わった。

もう一度ここから彼女達の旅が始まる―東京女子流 4th JAPAN TOUR 2014 CONCERT*04 ~野音Again~ with 土方隆行バンド (bonsai.) - SHARPのアンシャープ日記

〇ベスト展覧会
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展@国立新美術館
総合芸術であるバレエを、コスチュームの切り口で取り上げた展覧会。実際にニジンスキーが着用した衣裳も展示されていて、古き良き時代に想いを馳せる見せ方になっていた。

魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展@国立新美術館 - SHARPのアンシャープ日記

〇ベスト映画
「5つ数えれば君の夢」(山戸結希監督)
思春期の不安と情熱を見事にとらえているだけでなく、女子流メンバーの配役がいずれも素晴らしく、虚と実がない交ぜになるくらいのリアリティ。

存在不安は存在で返すしかない―『5つ数えれば君の夢』 - SHARPのアンシャープ日記

〇ベストカメラ・レンズ
OLYMPUS M.ZUIKO 40-150㎜ F2.8 PRO
F2.8通しの望遠ズーム。換算300mmということで「サンニッパ」を小形軽量で実現。写りも素晴らしく、マイクロフォーサーズの可能性を拡張した。

アイドルネッサンス「ショッピングモールネッサンスvol.1」@トレッサ横浜 - SHARPのアンシャープ日記