山梨のPeach sugar snow(PSS)のライブを見るために、池袋dotで開かれたK&Mミュージック大集合のイベントに足を運んだ。
開演前に小林清美先生にご挨拶する機会があり、PSSの世界観に興味を持ったことを伝えることができた。
最初に、山形のローカルアイドルさくらんぼんBomのパフォーマンス。オリジナル曲も良かったし、SPEEDの「GO!GO!HEAVEN」のカバーで見せたダンスのキレも良かった。
次は、RELISH(魔女っ子見習生)。小学生二人組のユニット。まだ幼さを残すが姉妹ということで息の合ったところを見せてくれた。イントロや間奏でほうきにまたがる振付けが印象に残った。
続いて、山梨のFUJI△PASSION。人数の多さを活かしたフォーメーションダンスと、ユニゾンのボーカルの厚みが印象的。MCのときのクイズでの盛り上げに挑戦していた。リーダーのあいかちゃんの年少のメンバーたちをまとめる姿が印象に残った。
そして、いよいよPeach sugar snow。出てきた瞬間の印象は3人とも幼さを残す少女だったが、楽曲が始まると、ウィスパーヴォイスの存在感は想像以上だった。
「じゅもん」「ごめんね」、眼鏡をかけて歌う「だいじょうぶ」から、最後に「人魚〜泡になって消えても〜」を。
これは何よりも小林清美の楽曲が素晴らしいのだけれども、それを「歌わされている」感なく、歌いこなしている。これは年齢を考えると奇跡ではないかとさえ思える。
ダンスの方も、海のそこに佇む人魚の状態から始まり、人間になって恋をして、最後、恐らく命を絶たれるというストーリー性のあるもの。こちらも説得力があって、見ていて涙がにじむようだった。
特に、リーダーでセンターのももかちゃんのパフォーマンスには目を見張るものがあった。色の白さと、引き込まれそうな瞳が、強く印象に残った。
セルジュ・ゲンズブールが愛をこめてジェーン・バーキンをプロデュースしたように、小林清美はこのPsech Sugar Snowを磨き上げていくのだろうと思う。
これからこのユニットがどんな方向に進んでいくのか、見守っていきたくなった。