「DISCO GROOVE」でSPEEDサウンドの原点を発見

谷原章介がMCとなって洋楽のDISCOサウンドを紹介するBSプレミアムの「DISCO GROOVE」を観た。DISCOなるものには縁がないのだが、それでも音楽的にはいろいろな発見があった。

中でもChicの「Le Freak」はギターのカッティングリフといい、掛け声といい、女性ツインボーカルの掛け合いといい、ブラックなアレンジといい、聴いた瞬間にある曲を思い出させた。

それはSPEEDのデビュー曲にして最高傑作の「BODY & SOUL」。もちろん「Le Freak」のエッセンスはこの名曲を構成する要素の一つに過ぎない。「BODY & SOUL」には伊秩弘将のオリジナリティが散りばめられている。ポルタメントのかかった分厚いアナログシンセのリードに、男声の低音DJが控えめに絡む導入部。そこからギターのカッティングが入り、アドリブ風の女性コーラスが突き抜け、わくわくするような高揚感を生み出す。伸びやかなボーカルと崩したようなラップの対比。そして意味深な歌詞。

SEEEDの若さ弾けるダンスに、カジュアルな衣装、ブラしたカメラ、細かい切り替えなどのビジュアルも新鮮だった。というか、いまでも古くなっていないような気がする。