郭在容(クァク・ジェヨン)監督の『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』に続く彼女シリーズ第3弾『僕の彼女はサイボーグ』を観た。
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一見、戦闘美少女モノ。
ストーリーは何を書いてもネタバレになるのでキーワードのみ。ターミネーター、ドラえもん、綾波レイ。人によって好き嫌いが分かれることは確実だが、SFとかアニメに拒否反応がないのであれば十分受け入れられるようなもの。ただ、タイムパラドックスに厳密になると楽しめないので、その辺は鷹揚に。
演出的にはまるで韓国映画。大げさで芝居がかっている。日本映画の自然な雰囲気からは程遠いので、それも「味」として楽しむくらいの寛容さで観る方がいい。まあ、これも見る人が見れば「悪趣味」と感じる領域かもしれないが。
最後に俳優。何といっても綾瀬はるか。サイボーグ演技が絶妙。そして、彼女をここまで魅力的に撮った作品もなかなかないのでは、というくらい美しく輝いている。そして、本来の主人公、というか狂言回しの「弱い男」を演じた小出恵介の演技も素晴らしい。