最高☆映画とはいえない〜『最強☆彼女』

『猟奇的な彼女』『僕の彼女はサイボーグ』のクァク・ジェヨン監督の『最強☆彼女』を観た。以下ネタバレ。

公式サイト：最強☆彼女 | オフィシャルサイト

この監督の作品らしく、全体のストーリーはなんだかとりとめがなく、部分の描写は悪趣味で、男性はひ弱な巻き込まれ型。普通ならそこに「でも、ヒロインがかわいいからすべて許せる！」という一文が加わるのだけれども、この映画の場合は実に微妙。
なんだかワイヤーアクションの最強っぷりばかりが目立っていて、あまりかわいいと感じるシーンは少なかった。

全体のストーリーも支離滅裂でジャンルの分類も難しい。恋愛映画のようで、アクション映画のようで、コメディ映画のようで。エンディングも何がいいたいのかよく分からない。出来の悪いアニメを模したような特撮も残念。この監督の作品で『僕の彼女はサイボーグ』の綾瀬はるかがあんなに輝いていたことを思うに、いったい何が起こったのかと勘繰ってしまう。ジェヨン監督の次回作に期待、ってところか。

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