アダバナツアー初日

SHIBUYA-AXから始まるGRAPEVINEのsweet home adabanaツアー初日。オープニングは、最新アルバム"deracine"と同じく「13/0.9」で幕を開けた。

田中のボーカルの表現力、西川のギターのテクニックの確かさ、そして、亀井のかっちりとしたドラムス。ベースとキーボードもサポートメンバーとは思えないほどの馴染み加減で、GRAPEVINEのサウンドが強固であることを認識させられた。ライブでもレコードと同じ演奏が聴けるというのは凄いことだと思う。

個人的には「少年」「それを魔法と呼ぶのなら」「放浪フリーク」の3連発が圧巻。アルバムの中での好きな曲ベスト3だったので、この波状攻撃に完全にノックアウト。

もちろん、最新のアルバムの中でも「VIRUS」や「REW」のように、バンドの表現の枠を広げたような意欲的な曲も、ライブで新たな存在感を示していた。

アンコールでは、田中氏曰く「なつかシングル」ということで、「BREAKTHROUGH」や「風待ち」の演奏があり、この2曲が大好きな僕にとっては思いがけない贈り物だった。

結論。VINEは素晴しいバンドだ。そして、"deracine"は傑作アルバムだ。

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