フォウ・フォーエヴァー

劇場版Zガンダムの2作目は10月29日に公開予定だが、フォウ・ムラサメ役の声優が島津冴子から別の声優*1に変更されることになった。この事実が発覚して以来、2ちゃんねるを始めとして、各所で「フォウ祭り」が起きている。

たとえば、劇場版Zガンダムのフォウ役を島津冴子さんに戻せ - livedoor Wiki(ウィキ)などに詳しいのだが、フォウのイメージが大きく変わることは間違いなさそうだ。

しかし、他のキャラクターならともかく、フォウはZガンダムにおいてカミーユの生き方を決定付ける重要な役であり、ストーリー全体のトーンに大きなインパクトを与える可能性がある。

Zにおいてフォウ・ムラサメの声が変わるというのは、ファーストガンダムで言えばララァ・スンの声が藩恵子でなくなるようなもの、逆襲のシャアで言えばクェス・パラヤの声が川村万梨阿でなくなるようなもの、SEEDで言えばフレイ・アルスターの声が桑島法子で(以下同様)

現在、島津冴子が自身のサイトで降板の理不尽さ・無念さを語っているが、彼女の弁によれば富野由悠季監督の意に沿った声優交替ではないようだ。

富野総監督が変更するつもりのなかったフォウ役を、変更せざるを得なくなったのは、音響監督の「島津は引退した」「連絡が取れない」という二つの発言が原因でした。
富野総監督が「音響監督にだまされた」と私に仰ったのは、音響監督の言ったことが、事実とは違うとわかったからです。

(島津冴子公式サイト-Saeko Shimazu Official Web Site 'Angel Voice' -Four/Zeta-)

真実は分からないが、彼女の主張を受けたファンの間では「フォウの声を島津さんに戻せ」という運動も起きている。現実的には映画公開にはまず間に合わないだろう。せめてDVDのリリース時には島津冴子の声を入れて欲しいという声も聞こえてくる。やっぱり当時のファンにとっては、島津でなくちゃフォウはダメということなのかもしれない。島津フォウよ、永遠に。

*1:キュア・ホワイト」で有名な”ゆかな”への変更だが、私はこの件で彼女への批判には与しない