久しぶりに駐車違反で切符を切られた。切符は、運転席のドアノブのところになんだか大きな黄色いパーツが付いていて、その中に入っていた。この不恰好なパーツを運転席のドアのところにつけるとは。逃げも隠れもしないからせめてステッカー程度にしてくれ、と思った。
こんなヘンテコなものをつけたまま車に乗りたくはないと思い、早速、管内の警察署に出向いたところ、あっさりと受付のところですぐにそのパーツを外してくれ、こう言われた。「わざわざここまでこなくても近くの派出所でよかったんですよ。でも、二度手間になりますから、ここで受付します」と。
うーん、官僚制の組織は部外者には全体のシステムが分かりにくく、本当に気持ち悪い。ここはカフカの小説の世界か?*1と一瞬眩暈を感じてうんざりした。やれやれ*2。
が、ともかくここで手続きできるというので、某警察所の中に入ると、オフィス内に
「だろう」「のはず」厳禁!!
とかいう標語(?)が貼ってあって*3、事実確認を徹底的に行うという警察の基本動作をリマインドしている様子が分かる。何か捜査で失敗があったのか? それとも署長か誰かのモットーなのか?…などということを考えつつ手続きを始める。駐車違反の事実を争うつもりは毛頭ないので、私の気分を害させず手短に反則金を請求させることだけを狙っていたのだが、警察側は言葉遣いも丁寧で、物腰も柔らかく、本来の手続きに関係のない個人情報を聞き出そうとか、説教をしようとかということもなく、実にカスタマー・サービス(CS)の精神が行き届いているなあ、と思った。まあ、最近警察も批判されることが多かったからだろうけど。
このところずっと無事故・無違反で来たので、点数2点というのが大きいのか小さいのかはよく分からないけど、反則金15,000円は小さくない馬鹿馬鹿しい出費だなあ*4。