女性のみで構成される劇団・五反田タイガーの『ペインティング・バーレスク』を観に、新宿のスペースゼロへ。
キャバレー『ペインティング・バーレスク』で歌やダンスで観客を魅了する女性たちが繰り広げる物語。
ミュージカル風の楽曲もあるが、全体を通じた印象はストレートプレイにだいぶ近いと感じた。
「この子が主人公でやがて舞台に立ってハッピーエンドになるのかな」という予想はいい意味で裏切られて、その人物が自己犠牲の精神をもってその場所を去ることで、最後大団円になる」という哀しさを伴う結末だった。
貧困、家族愛、自己実現、プロのプライドなど、それぞれの人物がぶつかり合い、理解し合うさまが、迫力のある俳優陣によって演じられる舞台。
幕間のない2時間半があっという間にも感じられた。
元つりビットの聞間彩さんを目当てで観に行ったのだけれども、ダンスのシーンで見せる可憐さとは裏腹に、迫力のある低音のセリフや身体を激しくぶつけるような場面での「強さ」が印象に残った。
この日の思い出に物販でブロマイドを購入。