W176に乗り始めて2週間

W176に乗り始めてから2週間がたった。

納車時に法定点検を実施し、オイル交換、オイルフィルター交換、ブレーキパッド(フロント)交換をしているが、いきなり軽微な不具合発生。

ワイパーのウォッシャー液が出てこない。

ウォッシャータンクには水が入っていて、ポンプを動かすモーター音も聞こえるし、リアの方はウォッシャーが出てくる。

となると、フロントの方でどこかに詰まりが発生しているのかもしれない。

ショップの方に連絡すると、預かって工場で見てみるとのこと。

来週持ち込むことで予約。

代車がいるかと聞かれたが、次の週末は乗らないので断った。

2週間乗ってみた感想を思いつくままに。

  • メルセデスBMWを比べると、BMWが加速したくなる、ハンドルを切りたくなる、運転していくうちにアドレナリンが高まっていくのと比べると、メルセデスはゆったりと運転するのが快適で、なるべく余分な操作を控える、リラックスしながら運転するという感じ。BMWの方は「駆け抜ける喜び」があるのだが反動で疲れもくる。メルセデスはとにかく疲れない。これはディストロニックプラスのおかげもあると思う。
  • A180スポートの固めの足回りは、一般道ではなく高速の速度域で安定するタイプ。段差を乗り越えた時の上下方向の振動はほぼ一発で収束。ただし、一般道の凸凹と荒れた路面では、車が左右に揺さぶられる感じがあることも。どこまでがランフラットタイヤのせいなのかは不明。
  • ディストロニックプラスは素晴らしい。オートクルーズコントロール的なものは今まで使ったことがなかったのだが、前の車と一定の車間距離を保った状態で走ってくれるのは、事故のリスクも減らせるし、走行の効率も上がる。考えてみると、人間の方が「認知→操作」を行う時に生じるラグやエラーを考えると、レーダーや赤外線カメラによるセンサーからの情報で出力をコントロールする方が信頼できる。
  • 安全装備では、ブラインドスポット(斜め後方の死角監視・警告)、四隅のレーダーによる距離警告もとても実用的。肉眼による目視の弱さを補ってあまりある。この辺は最近は他のメーカーにも採用されているが、こういう装備のない車に乗りたくなくなるくらい便利で、一度使うとやめられなくなる。
  • 加速はそれほど良くないが、人間がアクセルを踏み込むよりもディストロニックプラス任せで発進・加速した方がいいのかもしれない。いずれにしても、アクセルワークで快感を感じるタイプの車ではないので、これでいいのかもしれない。これはTIPSだが、エコノミー設定にしておくとアイドリングストップから再発進が億劫になるので、渋滞しがちな高速ではエコノミーはオフにした方が快適。左手のレバーだけで再発進でき、右足を休めることができる。
  • 燃費は良くない。DTC設定をスポーツモードにしない街乗りでリッター10kmといったところ。これでハイオク(プレミアム)指定なのだから、最近の国産車のハイブリッドと比べるとランニングコストは結構高くつくと思う。覚悟はしていたけれども。


2週間のインプレとしてはこんな感じ。

マイナー箇所とはいえいきなり故障が出てきてやはり中古車という感じではあるけれども、愛着も湧いてきたので、早く直してカーライフを楽しみたい。